富士山に登ろう

富士山

富士山登山

富士山の年間登山者数は25万人を越える。高尾山の200万人には及ばないとはいえ、標高3000メートルを越える山であることを考えると驚異的な数だ。しかも登山者の年齢は下は小学生から上は70歳以上までと幅広い。平成18年度の記録では、70歳以上の登山者で富士山に登り記帳した人は937名、80歳以上は117名、90歳以上が10名。最高齢100歳1名(女性最高齢93歳)となっている。こう聞くと、3000メートル以上とはいえ意外と簡単な山なのではないかと思えてくる。

しかし、やはり3000メートルを越える山であることにはかわりはない。頂上の平均気温は真夏でも5度前後。朝晩には零下になることさえある。また独立峰であるがゆえに、風や雨の影響を受けやすい。落雷も多い。毎年数名の方が暴風や落雷、滑落、落石などでなくなっているのである。数十万人も登っているとか、小学生やお年よりも登っているからと、決してあなどってはいけないのだ。

富士山

富士山中腹の稲光と落雷

とはいえ、きちんと準備をし、しっかりと登っていけば、道が整備されていることもあり、3000メートルを越える山としては比較的登りやすい山なのは確か。特別な技術も道具も要らない。シーズン内で天候に恵まれれば、初心者でもきちんと頂上に行かれるだろう。高山病に対しては、なまじっか体力のある男性よりもゆっくり登る女性のほうがかかりにくいとまで言われているくらいだ。体力に自信がないならば、ゆっくりと一歩一歩登ればいい。もし駄目ならば途中で引き返す事だって可能だ。休み休み長時間掛けて登ったっていい。いずれにしても、辛さや苦しさも、頂上に立てば全て吹き飛んでしまうほどの貴重で忘れがたい経験になるはずだ。

登山準備

登山準備はまず日程とルートを決めることから始める。もし、登山の経験が全くない初心者なら誰か経験者に同行してもらうことをお薦めする。持ち物やルート決めから実際に登っている時のペース配分やいざという時の助けまで、何かと心強い筈だ。また各社で富士山登山ツアーを組んでいるのでそれを利用する手もある。こちらは富士登山の経験豊かなガイドが同行するのでとても心強い。

日程

富士山はいつでも登れるわけではない。真冬はおろか、晩秋や春先も積雪や風、温度のため上級者のみの山となる。その標高と、独立峰という山系が、人をそう簡単には受け入れないのだ。ようやく雪がとけ、天候も比較的安定する(とはいえ落雷は多い)真夏の二ヶ月間のみが一般向けの登山シーズンとなる。

   

体力と経験のある人ならば、日帰りの登山も可能だ。夜出発し、ヘッドライトで夜道を照らしながら登り、頂上でご来光を見てから下山すれば、短い行程で登山が出来る。また朝出発し夕方、日の入りの頃に下ってくることも出来るので、それならばまさに文字通り日帰り登山が可能なのだ。しかし、これは当然、体力と経験がある場合のみで、なるべくなら初心者の方は一泊二日の行程をお薦めする。その最大の理由は高山病だ。たかが4000メートル未満とあなどるなかれ。富士山の頂上の空気は地表の65%ほど。高山病になる可能性はいくらでもあるのだ。高山病にかかりやすくなる大きな原因の一つが寝不足。十分な高度順応もしないままに、夜中に登ると、経験者でも高山病になることもあるのだ。

また、逆に高山病にならない為に有効なのは、ゆっくりと登り、途中で休んで身体を高度に十分にならすこと。狭くてぎゅうぎゅうの山小屋でも仮眠を取るだけで、効き目がある。そんなわけで、一泊二日の行程がお薦めなのだ。どうしても日程をうまく組めない場合は、早朝、登山口について、駐車場で数時間でも仮眠をとるといい。少しは身体が楽な筈だ。

ルート

富士登山には、ルート選びも肝要だ。一番短い行程で登山の出来る富士宮口からの登山は、直登、急登が多く、単純に時間だけで決めると難儀するはめになる。またもっともポピュラーな吉田口から登るルートは、登山者も多く、安心して登れるが、その分(特にご来光を見る時間帯)ピーク時には大変混雑する。頂上直下で、数十分待ちなんてこともざらにあるのだ。

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