山宮浅間神社 

山宮浅間神社

最古の浅間神社にして古の富士信仰の形を今に伝える神社

静岡県富士宮市の中心部から直線距離にして約6キロメートル、車で約15分ほどの場所に位置するのが「最も古い浅間神社」といわれる山宮浅間神社だ。(「浅間神社」というのが正式な名称だが、他の浅間神社と区別するためもあり、「山宮浅間神社」とよばれている)。

この山宮浅間神社はその創建の伝承によれば、ヤマトタケル(日本武尊・倭建命)が東征の際、賊徒によって火を放たれ窮地に陥った時に「富士の神(富士山を神格化した浅間大神)」に祈りを捧げ、無事逃れることができたのでそれに感謝して、現在の場所に「磐境(磐座・・・石や岩を並べて神をまつった場所)」を設けて「富士の神」を祀ったのがその始まりという。

その後、征夷大将軍の坂上田村麻呂が山宮を今の場所から遷座し、「富士山本宮浅間大社」(全国に約1,300社あるとされる浅間神社の総本社)としたため、こちらの「山宮浅間神社」は「富士山本宮浅間大社」の「元宮」となった。(対しては「富士山本宮浅間大社」は里宮)。世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つ。

山宮浅間神社山宮浅間神社の夏の遥拝所
山宮浅間神社 鳥居山宮浅間神社の現在の鳥居
山宮浅間神社
山宮浅間神社のかつての鳥居
山宮浅間神社 参道山宮浅間神社 参道

山宮浅間神社 籠屋山宮浅間神社 籠屋
山宮浅間神社 参道と鉾立石山宮浅間神社 参道と鉾立石

山宮浅間神社 石段と鉾立石山宮浅間神社 石段と鉾立石

山宮浅間神社の鉾立石山宮浅間神社の鉾立石

山宮浅間神社 本殿がない理由

山宮浅間神社に本殿がないのは、富士山の山体自体を祀っているため。拝殿・本殿のかわりに遥拝所が設けられてあり、そこから富士山を遥拝する。古くからの富士山信仰の形が今に残されている神社だ。

山宮浅間神社の遥拝所山宮浅間神社の遥拝所

山宮浅間神社の石段から見る参道山宮浅間神社の石段から見る参道
山宮浅間神社の遥拝所山宮浅間神社の遥拝所 
山宮浅間神社の遥拝所から見る冬の富士山山宮浅間神社の遥拝所から見る冬の富士山
山宮浅間神社 鳥居と参道山宮浅間神社 鳥居と参道

まとめ

山宮浅間神社は、富士山本体をご神体とする富士信仰の浅間大神が最初に祀られたところで、最も古い浅間神社の一つといわれる。富士山がご神体のため、境内に本殿はなく、本殿に相当する場所に富士山を遥拝するための遥拝所が設けられている。かつての富士信仰の姿を今に伝える神社だ。夏場は遥拝所から富士山が見える回数は少ないが、冬になると天気が良い日には遥拝所から雪を抱いた富士の姿を拝むことができる。

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