人穴富士講遺跡

富士講修行の場
16世紀末にこの地において修行を積み、悟りを開いたとされるのが、富士講の開祖長谷川角行(藤原角行)。以来、富士講の聖地となり、信者達が富士山の登山前後に訪れる聖地となった。人穴富士講遺跡として市の指定史跡となっている。
富士講の開祖長谷川角行が1000日に及ぶ修行の末悟りを開いたといわれる人穴。この人穴は富士山の噴火でできた風穴(溶岩洞穴)の一つで、主洞は高さ1.5m、幅3m、奥行き約90m。洞窟内には江戸時代に作られたといわれる祠と碑塔3基と石仏4基が安置してある。一帯は人穴浅間神社の境内となっており、富士講の信者らによって建立されたおよそ230基の記念碑・供養塔などが林立している。
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人穴富士講遺跡(ひとあなふじこういせき) DATA
- 場所: 静岡県富士宮市人穴206
- 交通(公共交通機関で): JR身延線富士宮駅からタクシーで約30分。
- 交通(車で): 東名富士ICから車で約50分。富士宮道路上井出ICから72号線、さらに71号線に右折し北上。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 問い合わせ: 0544-22-1155(富士宮市商工観光課)/ 0544-22-1111(富士宮市役所)
人穴富士講遺跡(人穴浅間神社)
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