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光源寺

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千駄木駅と白山駅の間を結ぶ都道452号線の中ほどにある光源寺は、「駒込大観音」で親しまれる浄土宗の寺院。正式名称は天昌山松翁院光源寺という。創建は1589年(天正17年)、神田の地で、現在の場所には1648年(慶安元年)に移ってきた。

都道452号線の通称「大観音通り」の名前の由来ともなった「駒込大観音」は、奈良の長谷寺の観音像を模して、1697年に建立されたもので、地蔵菩薩の持物である錫杖を持ち、お地蔵様の慈悲を携えているとして、周辺の人々の信仰を集めたという。

すぐ近所に住んでいた夏目漱石も小説「三四郎」の中でこの駒込大観音に触れている。江戸名所図会にも登場するこの駒込大観音の初代の像は、残念ながら東京大空襲で焼失してしまったが、1993年(平成5年)に、高さ6メートルあまりの像として再建された。

毎年7月9日と10日には「四万六千日(しまんろくせんにち)」の縁日が開かれるほか、初春の枝垂れ桜の美しさでも知られる。

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