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とんぶり

その見た目から「畑のキャビア」の呼び名をもつ「とんぶり」は、アカザ科の植物「ホウキソウ(ホウキグサ・ホウキギ)」の実を収穫後、天日に干してから、茹でて、水にさらし、皮を取り除いたもの。秋田の名産品だ。

秋田では古くから栽培されてきており、江戸時代に書かれた書物には、秋田県北部を流れる米代川一帯で栽培されていたと記されている。

その語源は、はたはたの卵「ぶりこ」に似ている唐(中国)由来のもの、ということで「唐ぶりこ」が転訛し「とんぶり」となった、ともいわれている。

直径はわずか1~2mmの大きさで、小さな濃い草緑色をしており、魚卵にも似たぷりぷり、ぷちぷちっとした食感が特徴だ。ごはんにかけても美味しいが、長芋ととても相性がよく、刻んだりすりおろした長芋に、とんぶりをのせ、醤油をたらして口に中にほおばれば、とろとろねばねばの長芋の食感、旨みと、ぷちぷち粒粒のとんぶりの食感とうまみがあわさって絶妙な舌触りをもたらしてくれる。

そのほか、納豆やサラダ、酢の物など、いつもの食卓の一品にスプーン一杯加えるだけで、その独特の食感を手軽に楽しむことができる。

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その場所に行ったら、見るべき場所、食べるべき料理・スイーツ、訪れるべきスポットなど、有名無名を問わず独断と多少の偏見と多分の好みを交えてご紹介します。好きなものはカレー、苦手なものは喧噪。

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