美味しい「イクラ」 体に悪いどころか、むしろ体に良い食べ物だった!?

イクラ丼

丼や軍艦巻きなどの上でつやつやと輝く、真っ赤な宝石のようなイクラ。お好きな方も多いでしょう。濃厚なうま味と風味。魚卵は食べすぎると身体によくない・・・と思っていても、その瞬間だけは、「この美味しさの魅力には勝てない!」とパクパク食べてしまいますよね。

プリン体が~コレストロールが~~と、頭の隅で気にかかっても、この美しい見た目と美味しさの前にはかないません。そんな「おいしいけど、体にあまりよくない」と思われているイクラ、実はかなりの誤解を受けている存在である、ということをご存じでしょうか。

イクラと痛風の関係 イクラは痛風によくない?

もちろん、前提として、「食べすぎ」が身体によくないのは当然なのですが、世間で思われているほどにイクラを含む魚卵は体に悪くはないことが分かってきています。

例えば、魚卵とよく結び付けられてしまう痛風(ある日突然、指の付け根や関節などに激痛が走り、最悪歩けなくなる怖い病気です・・・)ですが、痛風は、体の中の尿酸の値(濃度)があがり、尿酸が結晶化することで関節などに沈着、炎症を起こして激痛を伴う病気。原因としてはストレス、運動不足なども挙げられますが、「ぜいたく病」ともいわれるように食べすぎ、飲みすぎが主な原因とされます。尿酸値をあげてしまうものとして、飲酒(ビールなど)が知られますが、魚卵もその一つとされてきました。体内で分解されることで尿酸へと変わるプリン体を多く含むから、というのがその理由。でも実は、イクラのプリン体の含有量は、プリン体を多く含むとされる食品と比較するとそれほど多くはないのです。例えば、プリン体を多く含む食品として白子が知られていますが、白子のプリン体含有量は100グラムあたり300ミリグラム。レバーは100グラムあたり200~300ミリグラムのプリン体を含んでいます。一方、イクラのプリン体含有量は100グラム当たり約4ミリグラム~15ミリグラム程度。プリン体が多いどころか白子やレバーと比べると圧倒的に少ないのです。(ちなみに魚卵の中ではタラコはプリン体を多く含むのですが、その値は100グラムあたり120ミリグラムとなっています。)

イクラ丼

さらに、イクラがいくら美味しいからと言って、一度に何百グラムも食べる人はあまりいないと思います。イクラ丼の上にのっているイクラの量の目安は約50グラム。一食分を美味しくいただいたとしても、プリン体的に見れば、安心して食べられるというわけです。

プリン体とは別の話として、イクラを含む魚卵はコレストロール含有量が多いので、体によくないというのも長らく信じられてきていますが、これも正確ではなく、魚卵に含まれるコレストロールの正体は多価不飽和脂肪酸であり、体に悪いどころかむしろ血液をサラサラにしたり、悪玉コレストロールや中性脂肪を減らしてくれる働きがあるとされているのです。体に悪いどころかむしろ体に良い、高栄養価の食べ物だったというわけ。

もちろん、塩分を多く含む食べ物であるのは事実ですし、おいしさのあまりご飯やお酒が進んでしまうので、その点についてはお気を付けくださいね!!!

イクラ丼
イクラ丼
イクラ
海鮮丼のイクラ
イクラ
醤油漬けのイクラになる前の鮭の卵

40度前後のぬるま湯で優しく一粒一粒ほぐしてから、醤油や、酒、みりんなどを入れた調味液に漬けるだけで、最高においしいイクラ漬けが出来上がります。スーパーマーケットなどで見かけたらぜひ試してみてくださいね!瓶詰などを買うことを考えるとかなりリーズナブルに、おいしいイクラが食べられます!市販のものと違い、甘みなどの調整ができるのもポイント!

イクラの醤油漬け自家製のイクラの醤油漬け

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