日本の原風景 未来に残したい美しい日本の風景
「日本の原風景」と聞いて、皆さんはどんな風景を思い浮かべますか? 水の張られた田んぼや緑の畑が広がり、昔ながらの家屋が点在する里山。木々が鬱蒼と生え、どこまでも山々が連なる景色。野山に小さな花が咲く風景であったり、小川が
続きを読む日本の魅力再発見マガジン
「宿場町」とは、「宿場」を中心に街道沿いに発展した町のこと。「宿場」は、江戸時代に、東海道・日光街道・奥州街道・中山道(中仙道)・甲州街道の五街道や脇往還(五街道以外の主要な街道)において、人の移動や、物資輸送、連絡業務のための人馬や宿の整備の為、公に設定された町場で、古くからあった駅家(えきか/うまや)や伝馬の制度をさらに整備したもの。身分の高い武士や公家が宿泊した本陣を中心に、脇本陣、旅籠、木賃宿などが並び、商店や茶屋もあった。
明治維新後の鉄道の開通や自動車の普及などにより、衰退した箇所も多く、天災や火事、戦争、および時代の流れの中で建物が近代的なものに建て替えられたりと、その様相を大きく変えてしまった場所も少なくないが、その一方で往時の姿を今に伝えるような建物や、高札場、井戸などの史跡・旧跡が今も多く残っている場所もある。
「日本の原風景」と聞いて、皆さんはどんな風景を思い浮かべますか? 水の張られた田んぼや緑の畑が広がり、昔ながらの家屋が点在する里山。木々が鬱蒼と生え、どこまでも山々が連なる景色。野山に小さな花が咲く風景であったり、小川が
続きを読む奈良井宿 江戸時代の旅籠の雰囲気が今も残る 美しくて古い町並みへ 長野県塩尻市の山あいにある「奈良井宿」は、「中山道」の三十四番目の宿場町。山がちな「木曽エリア」に11あった宿場の中で最も標高が高く、また峠越えの難所とし
続きを読む羽州の名城と謳われた「上山城(かみのやまじょう)」で春になると見ることのできる絶景、「城と桜の風景」をご紹介します。 城と桜の花のある風景 上山城と桜 山形県の南東部にある上山市は人口33000人ほどの町。ここはかつて、
続きを読む埼玉県幸手市にある春の花々を満喫できるスポット「幸手権現堂桜堤」。桜の季節になると長さ1kmの土手に立ち並ぶ約1000本もの桜が咲き誇り、その下には一面菜の花の絶景が広がります。桜や菜の花以外にも水仙、花ニラなど、色とり
続きを読む現在の静岡県富士市吉原に位置する「吉原宿」は、かつて東海道五十三次の14番目の宿場であった場所。元々は、現在のJR吉原駅付近にあったが、1639年(寛永16年)に発生した津波により甚大な被害を受け、内陸部(現・富士市依田
続きを読む贄川関(贄川関所) 贄川宿は、木曽路の最初の宿場町。奈良井宿などに比べると規模は小さな宿場だが、宿場の北の端には福島関の副関にあたる贄川関所がおかれ、木曽路の要衝の一つとして重要視されていた。漆器や木工品を多く生産する平
続きを読む中央自動車道の塩尻ICから国道19号線を約1時間、JR福島駅からなら徒歩で約10分、現在の長野県木曾郡木曽町福島にあった中山道37番目(木曽11宿の5番目)の宿場が福島宿。 箱根、碓氷、新居と共に四大関所の一つに数えられ
続きを読む冬の宿場町 山の中に突如現れる、奇跡の様に美しい景観。「日本の美しさ」を純化して凝縮したような静謐な風景。ぎし、ぎしっと雪を踏む自身の足音さえ飲み込まれそうな静けさを背に、真っ白な雪に埋もれたその町並みは、ひっそりとそこ
続きを読む「親知らず・子知らず」の難所から眺める絶景 歌川広重(安藤広重)の描いた「東海道五十三次」。浮世絵に描かれた江戸時代の東海道沿いの情緒ある美しい風景の数々は、170年以上経った今日大きく様相を変え、今やその殆どが往時の面
続きを読む中山道と妻籠宿 現在の東名高速に対する中央道のように、かつて中山道は海側の東海道に対する山側の街道として、江戸と京都を結ぶ重要な街道であった。江戸、日本橋を起点とする中山道は、現在の東京都、埼玉県、群馬県、長野県、岐阜県
続きを読む