平和公園(平和祈念像・平和の泉)
公開日: 2010年5月19日 | 最終更新日 2015年5月19日
平和公園
1945年(昭和20年)8月9日、長崎県に投下された原子爆弾の爆心地(原爆落下地点)とその北にある丘の上を含めたエリアに、世界平和への願いを込めて作られた面積約18.6ヘクタールの公園。平和祈念像、平和の泉のほか、折鶴の塔、長崎の鐘、浦上天主堂の遺構、長崎原爆資料館、各国から送られた平和のモニュメントなどが点在する。
平和の泉
直径約18メートルの「平和の泉」は、水を求め、亡くなっていった被爆者たちの霊を慰め、恒久的な世界平和と核兵器廃絶の願いを込めて建設されたもの。1969年(昭和44年)完成。噴水は、平和の象徴である鳩と鶴の羽根をイメージしたもので、正面の御影石には、被爆当時9歳だった少女の手記より、「のどが乾いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました どうしても水が欲しくて とうとうあぶらの浮いたまま飲みました」という言葉が刻まれている。
平和祈念像
1955年(昭和30年)に、長崎出身の彫刻家・北村西望氏の手により完成した高さ約9.7メートル、重さ約30トンの青銅製の像。「高くつき上げた右手は「原爆の脅威」を、横に伸ばした左手は「平和」を、軽く瞑った目は「犠牲者の冥福」を祈る」という作者の言葉が台座の裏に刻まれてる。毎年8月9日の原爆投下の日は、「ながさき平和の日」と定められ、この像の前で「平和祈念式典」が執り行われる。
原爆落下中心碑
折鶴の塔
浦上天主堂の遺構
平和公園(へいわこうえん) DATA
- 場所: 長崎県長崎市松山町
- 交通(公共交通機関で): JR長崎駅から長崎電気軌道1・3号系統赤迫行で約15分、松山町電停下車徒歩すぐ。
- 交通(車で): 長崎自動車道「長崎多良見IC」から長崎バイパスへ入り、「川平IC(平和公園・昭和町方面)」出口より、市内中心部方面へ約5分
- 駐車場: あり(有料)
- 期間: 通年
- 時間: 自由
- 休み: 無休
- 料金: 無料
- 問い合わせ: 095-829-1171 (長崎市みどりの課)
- HP: 長崎市
長崎原爆資料館
長崎原爆資料館
長崎原爆資料館(ながさきげんばくしりょうかん) DATA
- 場所: 長崎県長崎市平野町7番8号
- 交通(公共交通機関で): JR長崎駅から長崎電気軌道1・3号系統赤迫行で約15分、浜口町下車徒歩5分。
- 交通(車で): 長崎自動車道「長崎多良見IC」から長崎バイパスへ入り、「川平IC(平和公園・昭和町方面)」出口より、市内中心部方面へ約5分
- 駐車場: あり(最初の1時間100円。その後30分ごとに100円。)
- 期間: 通年
- 時間: 4月、9月~3月 8:30~17:30 (入館は17:00まで) 5月~8月 8:30~18:30 (入館は18:00まで) 8月7日~9日 8:30~20:00 (入館は19:30まで)
- 休み: 12月29日~12月31日 (※図書室・ホールは12月29日~1月3日)
- 料金: 一般 200円 小中学生・高校生 100円
- 問い合わせ: TEL 095-844-1231 FAX 095-846-5170
- HP: 長崎原爆資料館