多彩なる日本料理・日本各地の食べ物
日本料理は何世紀にも渡り地理的、政治的、社会的、気候的、その他様々な要因とともに変化してきた。古くは、隋や唐、高麗など、それぞれの時代に大陸から渡ってきて日本に知識や技術を伝えた人々、また大陸に渡って学び、日本に新しい知識や技術を持ち帰った人々により、直接的間接的に大陸の色々な料理法が伝えられたため、その影響が随所に見られる。また中世から近代にかけても所謂南蛮と呼ばれたオランダやポルトガルなどの国々からやってきた商人や宣教師によって新しい材料や調理法が各地に伝わり、それぞれの土地(特に九州地方)の元々の調理法などと混じり、工夫改良され、やがてそれが根付いていった。今や日本料理の代表格である「天ぷら」がポルトガル語由来であることをご存知の方も多いだろう。ちなみに西日本では魚肉に野菜などを混ぜてあげたもの(いわゆる薩摩揚げ)も天ぷらと呼ぶ。
時代と共に、各地方各地域、それぞれの特産品や名産品とともに、独自の食文化が発達していき、またそれらは各地を行き来する旅人や商人、修行僧などによってさらに別の地域に伝えられた。互いに影響を与えあいながら、発達したのが今の日本の料理であり、日本各地の食文化なのである。
体感距離が圧倒的に近くなった現代においても、味や調理法の地域性は色濃く、西と東、北と南、沿岸部と内陸部など、それぞれに特色がある。懐石料理、家庭の料理ともに、料理の味の基本となる醤油や味噌なども地域性が豊かで、甘く濃い地域、淡白で薄い地域などの違いが見られ、また出汁(ダシ)の素材も、昆布、鰹節に始まり、あご、煮干、鯖節、鰯節、きのこ類など地域と料理の種類によって様々なものが用いられる。
今や我々の食生活はバラエティに富んでいて最早「なになに料理」とジャンルわけをするのも難しい部分があるが、古の昔より現在まで、日本で食されている素材、材料を希少なもの、レアなものも含めて挙げてみよう。
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