今度の休みは富山に行こう!富山の魅力に触れる旅

富山の風景
富山の風景

皆さんは「富山」と聞いてどんな事を思い浮かべますか?

立山連峰の美しい山並み、雨晴海岸、富山湾の蜃気楼?それとも富山といえば、やっぱり「ホタルイカ」?「鱒寿司」や「富山ブラック(ラーメン)」「氷見うどん」「白えび」の名がすぐ出てくるあなたは、中々の富山「通」。でも!「富山といえば、やっぱり寿司!!」という方も多いのではないでしょうか。確かに富山の寿司は最高ですよね。新鮮でおいしくて、しかも東京や大阪で食べるよりもコストパフォーマンスが高い所が多い。「富山」と聞くだけで「きときと!」と条件反射で思い出す人もいるのでは?

富山の寿司

富山の寿司

富山の名産品「しろえび」の唐揚げ

富山の名産品「しろえび」の唐揚げ

今、ここに挙げた食べ物や場所はいずれも、一度は食べたいグルメ、一度は訪れたいスポット、一度は目にしたい風景には違いありません。

でも、今日は少し視点を変えて、富山にまだ行ったことがない方には勿論、「行ったことあるよ」という方にもおすすめしたい、富山の素敵スポット、富山の色々な魅力を見てみることにしましょう。

富山の魅力その一 「松川遊覧船」

意外に知られていないことですが、富山はかつて「水の都」でした。富山の中心地である富山城のすぐそばには現在幅10メートルほどの「松川」が流れていますが、かつては大きな川(神通川)が流れ、富山湾や飛騨高山間と船が結んでいました。日々、人や物資を積載した船が川を行ったり来たりしていたのです。その川の幅は現在のものと比べると実に25倍近くもあったというから驚きです。ちなみに富山名物として知られる「鱒ずし」は、この神通川で取れた鱒や鮎を使って作られた寿司がその始まりだとか。

しかしながら、神通川は富山市内を蛇行して流れており、大雨などの影響でたびたび氾濫していました。その氾濫を防ぐために1903年(明治36年)に川の流れをストレートにする工事が始まり、さらに1920年代の都市計画で埋め立てられ、残された川の一部が現在の松川なのだそうです。

神通大橋

昭和初期頃の様子。圧倒的に広い川幅であるのがわかる。

都市計画前の松川

昭和8年に撮影された松川の様子。奥が現在の松川橋付近。

富山観光遊覧船
松川の風景

そんな松川は今は市民の憩いの場所の一つになっており、穏やかな風景が広がっています。川岸に設けられた遊歩道をぶらりと散策するだけでもとても気持ちがいいのですが、せっかくなので松川を遊覧できる船に乗ってみましょう。人呼んで「東洋のベニス」。富山の風情を川から味わうことができる体験です。

遊覧船は、富山城址公園の一画にある松川茶屋の前から出ています。

松川茶屋

この松川遊覧船、暑い日や疲れた時などでも、川を渡ってくる風で涼みながら、のんびりと観光ができるのでおすすめです。登録有形文化財の橋を下から見たりしながら、往時の雰囲気を想像するのも楽しいもの。

豊かな自然が残されている川岸にはアオサギもいます。運が良ければカワセミも見られるとか。川の中の魚にエサをあげる餌やり体験もできるので、子供連れにもおすすめです。エサに集まってくる魚を狙って、アオサギがそばまで近づいてくることもあって、それもまたドキドキ。

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船
新緑の中を進む船から見る風景。水面を渡る気持ちの良い風が肌を撫でていきます。
富山観光遊覧船

富山観光遊覧船
ダンディな船頭さんが、松川周辺の歴史や7つの橋の由来などの情報をはさみながら、松川遊覧の案内をしてくれます。

富山観光遊覧船
美しいトンネルのような橋の下。ちょっとしたアドベンチャー気分も味わえます。

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船
かつて、この場所には、64艘もの舟を一列に並べ、その上に板を渡した「越中神通船橋」という全国でも知られた船橋が架かっていました。その跡地にある舟橋には、当時の船の形をモチーフにしたデザインが施されています。

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船

富山観光遊覧船
エサやり体験用のエサ

松川
魚がバシャバシャと食べに来るのは思いのほか楽しい!

アオサギ
そして、そんな魚たちに反応してアオサギが近くにやってきました。

アオサギ
普段なかなか目にすることのないアオサギがこんな間近に!魚たちを虎視眈々と狙っています。

春の松川

春の松川遊覧船

春の松川遊覧船(画像提供:富山観光遊覧船株式会社)

松川沿いにはソメイヨシノが約460本植えられ、春の時期になると多くの人でにぎわいます。「箏」の演奏会などもあるので、是非チェックしてみて下さい。県内屈指の桜の名所であり、「日本さくらの名所100選」にも選ばれている風景は圧巻!

富山観光遊覧船

遊覧船で歴史クルーズを楽しむ!春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の美しい風景をゆったりと楽しむことができる。

地図

松川茶屋と滝廉太郎記念館

松川茶屋

遊覧船の出る松川茶屋は、遊覧船の乗り場としてはもちろん、観光の合間の休憩所としても利用できるスポット。コーヒーや紅茶、抹茶などのドリンクのほか、あずき白玉抹茶アイス入りや、あんことみたらしの団子がついた抹茶セット、山菜そば・うどんなどがあり、小腹がすいたときにも重宝します。美しい松川の風景を眺めながら、ほっと一息。

さて、そんな「松川茶屋」ですが、奥まで進んで左に曲がると・・・

滝廉太郎記念館

滝廉太郎記念館
滝廉太郎記念館

滝廉太郎記念館になっているのです。

実は富山は滝廉太郎のゆかりの地。廉太郎は子供時代の二年間を富山で過ごしており、旧富山城内にあった小学校(富山県尋常師範学校附属小学校)に通っていました。滝廉太郎記念館には廉太郎の銅像や肖像写真と共に、ピアノや楽譜、そして廉太郎が富山にいた当時を含む、昔の富山の雰囲気を窺い知ることのできる写真などが展示されています。

 
 

\松川遊覧を楽しんだら次は富山の薬売りのお店へ!/

富山の魅力その二 「富山の薬売り」と「絶品!薬膳料理」

池田屋安兵衛商店

富山に行ったことがない方でも「富山の薬売り」という言葉や存在はどこかで見聞きして知っていらっしゃるのではないでしょうか。富山は江戸時代から「薬」で有名な地。あまり知られてはいませんが、現在でも医薬品の生産高は富山が全国でもトップクラスなのです。そんな富山の薬の歴史は、富山藩の二代藩主・前田正甫(まえだまさとし)公の時代に本格的に始まります。正甫公が腹痛になった際に「反魂丹」と呼ばれる丸薬を服用してとてもよく効いたことから、独自の調合で「越中反魂丹」を作らせました。

そして1690年、正甫公が江戸城内で腹痛になった大名にこの「越中反魂丹」を服用させたところ、たちどころに回復したことから、それを目にした諸大名が驚き、その名声が高まりました。諸大名らは自藩でもその「反魂丹」が手に入るように正甫公に頼んだといいます。正甫公は、藩内の松井屋源右衛門に製造・販売を命じ、いつしか「富山の薬売り」は広まっていきました。今のように誰もが手軽に旅に出かけることなどできなかった時代、良く効く「薬」と共に子供達には紙風船などの玩具、大人たちには各地の様々な興味深い話を手土産に毎年やってくる富山の薬売りは、各地で歓迎されたに違いありません。

そんな「薬売り」が、富山藩内には数多く生まれました。多い時には100を越える薬売りが存在し、薬を製造・販売していたそうです。

反魂丹

富山市内にある池田屋安兵衛商店は、そんな「薬売り」の伝統を守るお店の一つ。創業は昭和11年と戦前から営業しているお店です。「反魂丹」をはじめ、様々な薬を取り扱っています。店内では「座売り」と呼ばれる昔ながらのスタイルで和漢薬、薬膳材料、漢方相談などをしており、富山の薬売りの文化を垣間見ることができます。

また、池田屋安兵衛商店では、昔ながらの「丸薬作り」のデモンストレーションを行っており、希望者は薬を丸めて「丸薬」を作る体験を無料ですることが可能です(丸薬製造体験)。

池田屋安兵衛商店

今も続く伝統の座売りスタイル

池田屋安兵衛商店池田屋安兵衛商店

池田屋安兵衛商店池田屋安兵衛商店

丸薬造りのデモンストレーション

そして、もう一つ、こちらの池田屋安兵衛商店は、二階が飲食処「健康膳 薬都」となっており、薬膳料理(要予約)や薬膳スイーツを楽しむことができるのです。「薬膳料理」と聞いても、今まで食べたことのない方は、「体には良さそうだけど、それほど美味しいものではなさそう・・・。」「なんか苦かったり、薬草の味が強そう・・・。」なんて思っていらっしゃるかもしれませんね。

実を言えば、取材スタッフも、こちらのお店にお邪魔して薬膳料理を味わってみるまで全く同様の印象を持っていました。ところが!!薬膳料理のコースと、薬膳アイスを味わってみてびっくり!薬草臭さが殆どないどころか、とっても美味しいのです。天ぷらなど、モノによっては多少の苦味があるものもありましたが、それは山菜も同じ。苦味こそが旨味です。むしろ、馥郁たる香りがあったり、得も言われぬ深い食味があったり、一品一品、実に奥深い味わいを湛えていました。

池田屋安兵衛商店の薬膳料理

池田屋安兵衛商店の薬膳料理

池田屋安兵衛商店の薬膳料理池田屋安兵衛商店の薬膳料理

池田屋安兵衛商店の薬膳料理池田屋安兵衛商店の薬膳料理

池田屋安兵衛商店の薬膳料理

薬膳料理のコースの中でも特に秀逸だったのがこちらのご飯(黒米の山菜おこわ)。お米はわざわざ育ててもらっている黒米を使用しているとのこと。実は、黒米は手をかけないとすぐ交雑してしまうため、通常の米栽培と比較すると随分と手間のかかる作物だそうで、特別に専用の田んぼで栽培する必要があるのだそうです。その結果、お値段はなんとコシヒカリの3倍とか!!甘くてもっちりとしており、旨味も強いこの黒米は、ひと口食べるだけで感動の嵐。豆のようなコクのある味わい深い甘みとねっとりとした食感。絶品です!

池田屋安兵衛商店の薬膳アイス

ちょっとした休憩には薬膳アイス!リキュールで煮たクコの実が使われていて、さっぱりと美味。

ちなみに薬膳料理の献立は料理好きの当主がアイデアを出しているのだとか。お世辞一切抜きにこの美味しさ。感動モノです。「薬膳」という言葉で「とっつきにくい」と早合点してしまったら、富山の魅力を一つ逃すことになりかねません!!

こちらの薬膳料理のコースは、写真の「黒米の山菜おこわ」は定番の献立ですが、そのほかの料理は季節や時期により変化しますので、幾度も足を運んで様々な薬膳料理の味を楽しんでみるのもいいかもしれません。

懇切丁寧に解説をしていただいた当主の池田安隆さん

池田屋安兵衛商店

太い梁と吹き抜けが印象的な明るい店内。建物は、富山の中心市街地では最古の木造建築物の一つ。

地図

 
 

\では、お腹が満足したところで、次は富山名産の蒲鉾を製造している「梅かま」に行ってみましょう!/

富山の魅力その三 富山のカマボコ「梅かま」

梅かまの細工かまぼこ

富山県といえば、富山湾で取れる新鮮な「海の幸」で知られますが、一方で魚介練り製品である「かまぼこ」の文化が豊かな地としても知られています。

一般的に、「かまぼこ」といえば「うどん」などにトッピングされているか、蕎麦屋や居酒屋で「板わさ」としてつまむか、お正月のお節料理として食べるもの、といった認識を持っている人も多いかもしれませんが、ここ富山では「かまぼこ」といえば、結婚式などの引き出物に欠かせない「大切な存在」でもあるのです。また、「かまぼこ」といえば下に板のついたいわゆる「板付き蒲鉾」「板蒲鉾」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、富山では「巻きかまぼこ」と呼ばれる昆布などを巻きこんだものが一般的です。

そんな豊かな富山のかまぼこの秘密を知ることが出来るのが「梅かま」の「梅かまミュージアムU-mei館」。かまぼこの成り立ちや製造方法などを様々な映像や資料、そして実際の製造過程を見学することで知ることができる、「かまぼこワールド」満載なスポットです。

建物内に一歩足を踏み入れるとまず目に付くのが正面に飾られているオブジェと、かつて蒲鉾製造の際に使っていた道具、様々な「細工かまぼこ」の見本、および資料です。入り口右手の方には映像を見られるモニターが設置されており、その両脇にパネルや資料が展示されています。それらを見ながらかまぼこの歴史を学べるという寸法です。

「梅かま」は富山を代表する郷土食の一つでもある「昆布巻きかまぼこ」や、「細工かまぼこ」といった富山ならではのかまぼこ製品はもちろん、様々な製品を製造している県内最大手の老舗。展示されている資料にもそんな老舗ならではの貴重な木型などがあり、歴史を感じさせてくれます。

なによりも(富山県民ではない)取材スタッフが驚かされたのは、「細工かまぼこ」の種類。雑誌やウェブ、テレビなどで見て、富山の「細工かまぼこ」の存在は知っていましたが、これほどまでに様々な種類の細工かまぼこがあるというのは驚きでした。「鯛」や、「鶴」「亀」といった縁起物はもちろん、新元号をモチーフとしたかまぼこも早速お目見えしています。そしてそんな細工かまぼこを製造する様子を、入り口奥のガラス張りのスペースで見学できるようになっているのです。まるでケーキの搾りだしのように、一つ一つ丁寧に着色されたすり身を絞り出して細工かまぼこが作られていく様は、普段細工かまぼこになじみのない人間が見てもとても楽しいものでした。カラフルなお絵かきのようにも見えるので、子供達が見たらもっと楽しいかもしれません。

入り口の左手側には、そんな風にして作られた種々の細工かまぼこや巻きかまぼこなども販売されています。かまぼこの歴史を学び、実際の製造過程を間近に見て、かまぼこを購入して味わう、という究極のかまぼこ体験ができる「梅かまミュージアムU-mei館」、おすすめスポットの一つです!ちなみに、かまぼこを製造する体験(1500円 要予約)もできるのでそちらも是非!

梅かまの細工かまぼこ
梅かまの細工かまぼこ

梅かまの細工かまぼこ

「梅かまミュージアムU-mei館」

「梅かまミュージアムU-mei館」

かまぼこの歴史を学び、実際の製造工程を見学することのできる「かまぼこスポット」!

地図

 
 

\かまぼこの秘密を学んだあとは、しろえびせんべいの手焼き体験へ!/

富山の魅力その四 富山の白えびせんべい

しろえびせんべい

富山の名産品の一つに「しろえび」があります。体長5~6センチメートルほどの小さなエビですが、とろけるような柔らかさと甘みで、とても美味しいエビです。しろえびそのものは日本海に広く分布していますが、漁として成立するだけまとまって獲れるのが富山湾だけであるため、富山の名産品・特産品となっています。

その「しろえび」を原料に用いた「しろえびせんべい」の手焼き体験ができるのが、「しろえびせんべいファクトリー(ささら屋立山本店)」。2018年11月にリニューアルオープンしたという綺麗な建物の中は工場と、土産物店、軽食処などがあり、ちょっとした休憩はもちろん、お土産物を買い込んだり、ご当地グルメを楽しんだりするのにもってこいの場所です。工場では二階の見学通路から製造工程を見る事が出来るのですが、一階の工房でしろえびせんべいの手焼き体験ができるようになっています。このしろえびせんべいの手焼き体験がとっても楽しいのです。

渡されるのは木のトングのようなものと白くて丸くて薄い煎餅の生地。これがしろえびせんべいになるわけです。網の上に生地を乗せ、木のトングで生地を摘まんで10秒ごとに裏返します。うっかりしていると焦げてしまうので、時間が来たら手早く裏返さなくてはいけません。初めのうちは、木のトングでうまく生地を掴むことが出来ず、ちょっとあわてたりなんかします。(スタッフの方が手助けしてくれます。)このせんべいを焼く、という作業、これがなんともいえず楽しいのです。普段、あまり料理をしない人はもちろん、料理をする人であっても「網の上でせんべいを焼く」なんて体験は中々できるものではありません。しかも、焼いてすぐに自分で食べる、という大目的があるので真剣です。真剣であるにも関わらず、生地が上手に裏返せなかったりして焦るのが、なんか楽しいのです。家族や友人たちと来たら(もちろん好きな人とでも!)、盛り上がる事間違いなし。もちろん、「あっ」という間に焼けてしまうので、「あっ」という間の楽しみではありますが、その刹那加減がまた楽しいんです!

しろえびせんべいしろえびせんべい

しろえびせんべいしろえびせんべい

焼きあがると、スタッフの方が壺に入った醤油タレに浸してくれます。なんでも、販売されているものは塩味なので、この醤油味のしろえびせんべいを食べられるのは、この手焼き体験のみとか。楽しい上に、限定の味わい。しかも焼きたてのせんべいの芳ばしくて美味しい事!!これを体験してみない手はありません!

ちなみに隣に併設されている店舗では焼きたてのお団子が食べられるほか、濃厚なソフトクリームも味わうことができます。このソフトクリーム、「しろえびせんべい」がトッピングされており、一緒に味わうことができるのですが、これが最高におすすめです。「しろえびせんべいとソフトクリーム?」と思われるかもしれませんが、ソフトクリームの冷たさ、甘さと「とろり」とした食感に、せんべいの塩気と「ぱりっ」とした食感が絶妙にマッチするのです。(取材時も、せんべいやお団子を食べた後だったので、正直「ソフトクリーム、丸々一個食べられるかなぁ」と思っていたのですが、しろえびせんべいのアクセントのおかげで、気がついたらぺろりと食べていました。)

しろえびせんべいファクトリー

しろえびせんべいファクトリーのソフトクリームしろえびせんべい付

しろえびせんべいファクトリー

しろえびせんべいファクトリー

しろえびせんべいファクトリー

しろえびせんべいファクトリー
キッズスペースもあるので子供連れでも安心

こちらの「しろえびせんべいファクトリー(ささら屋立山本店)」、今回ご紹介するスポットの中では富山市中心部から少し離れていますが(といっても富山駅から車で30分ほどですが)、立山ICからすぐそばという好立地でアクセスしやすいので、例えば、北陸一の霊場であり国指定の史跡でもある「大岩山日石寺」に訪れる際の行き帰りなどに立ち寄ってみるのもおすすめです。

しろえびせんべいファクトリー(ささら屋立山本店)

2018年11月9日 リニューアルオープン。立山連峰を望む立地にある体験型グルメ施設!

地図

 
 

\富山の歴史と文化を学ぶ! 富山城と富山市郷土博物館へ!/

富山の魅力 その五 富山城と富山市郷土博物館

富山城(富山市郷土博物館)

かつての富山藩の拠点であり、現在の富山でもシンボル的な存在である富山城は、戦国時代に築かれた城。お堀に見立てた神通川に浮かんでいるようにも見えたことから「浮き城」の異名を持つ城です。戦国武将・佐々成政によって改修された後、越中富山藩の初代藩主として前田利次が入城、以後富山藩・前田氏13代の居城として、明治時代に廃城になるまで藩の中心的存在でありました。城内の建物や御堀などの多くは、廃城後および戦災などで失われてしまいましたが、1954年(昭和29年)に模擬天守が建てられ、城があったエリア一帯も富山城址公園として整備されました。その鉄筋コンクリート構造の模擬天守は内部が富山市郷土博物館になっており、様々な資料などを通して富山の歴史を学ぶことができるようになっています。江戸城や大阪城と比べれば、城としての規模はそれほど大きくはない(といっても往時の富山城は現在の約6倍の広さ)とはいえ、江戸時代を通して富山藩10万石の歴史が刻まれてきた城は、歴史好きにとっては興味深く、そんな場所で見る貴重な資料は、よりリアルで印象的でした。富山の知識を一つ深いものにするためにも是非足を運んでみて下さいね。

千歳御門
唯一現存する建造物「千歳御門(ちとせごもん)(埋門(うずみもん)」
富山市郷土博物館富山市郷土博物館

富山市郷土博物館富山市郷土博物館

富山城
富山城(富山市郷土博物館)

富山城(富山市郷土博物館)

富山城(富山市郷土博物館)

富山城(富山市郷土博物館)

富山城(富山市郷土博物館)

富山城(富山市郷土博物館)

富山市郷土博物館

富山の歴史や文化を豊富な展示資料で学べる施設。建物は国の登録有形文化財。

地図

 
 

\「富山の薬」を支えたもの!?自然な甘みの麦芽水飴を味わう!/

富山の魅力 その六 麦芽水飴

麦芽水飴
日光を受けて黄金色に光り輝く「麦芽水飴」

皆さんは「麦芽水飴」を食べたことがありますか?現在では精白されたお砂糖は勿論のこと、様々な甘味が手軽に手に入りますが、砂糖が高級品で庶民の口にはめったに入らなかった時代には、庶民が口にすることの出来た数少ない甘みの一つといえば水飴だったそうです。グラニュー糖などのように決して洗練された甘さではありませんが、素朴で親しみのある甘さを持っています。水飴そのものを食べた記憶はなくとも、様々な和菓子の原料として用いられるので、知らず知らずに食べたことがある方も多いかもしれませんね。

ところで、「麦芽水飴」はその名の通り、麦芽を原料に作られる水飴ですが、富山ではかつてそんな麦芽水飴の生産が大変盛んでした。「なぜ富山で水飴が?」というと、実は「富山の薬売り」に必要とされたためで、生薬を丸薬にする際に繋ぎとして水飴が用いられたのだそうです。水飴の甘みは、生薬の苦みを和らげる効果もあったため、水飴は富山の薬に欠かせないものであったのです。

島川あめ店

富山市内にある「島川あめ店」は、そんな麦芽水飴を昔ながらの製法で製造しているあめ屋さん。砂糖を用いず、越中立山の水と麦芽と澱粉をじっくりと炊き上げてできる「麦芽水飴」の伝統の味わいを今に伝えているお店です。創業はなんと今から350年以上前の1663年(寛文3年)!!そんな老舗の「島川あめ店」で作られている麦芽水飴は、日の光に当てるとキラキラ輝く美しい光沢で、一口食べると口の中に優しい味わいが広がり、余計なものを使わずに丁寧に作られていることを教えてくれます。その優しい味わいと原材料に余計なものを一切使っていないことから、肉体疲労時や病の後などに「栄養補助食品」として用いられるケースもあるとか。ゆっくり吸収されるので身体にもとても優しいのだそうです。

お店では麦芽水飴のほかに、大豆を水飴と白砂糖でコーティングした豆菓子や飴菓子等各種の菓子類も製造販売していますが、いずれも自然でどこか懐かしい味。自然派志向の方や海外の方、年配の方へのお土産としてもおすすめです。予約をすればあめづくり体験や工場見学も可。(平日9:00~9:40 約40分間 要予約)

島川あめ店

麦芽水飴の製造方法からお店のお菓子の事まで、にこやかに説明してくれた島川智子さん

島川あめ店
ちょっとレトロでキュートなパッケージ

島川あめ店
素朴な味わいのさくら飴

島川あめ店
大豆を水飴と砂糖でコーティングした三嶋豆

島川あめ店

島川あめ店

島川あめ店

創業350年以上の老舗!素朴で自然な味わいの麦芽水飴のほか、豆菓子や飴菓子が揃う

地図

 
 

\富山の銘菓「月世界本舗」へ!/

富山の魅力 その七 富山銘菓「月世界」

月世界本舗

その存在を知らなければ、聞いただけでは「和菓子店」であることはわからないであろう、ちょっと不思議で素敵な名前の「月世界本舗」は、富山を代表する銘菓「月世界」を製造・販売する菓子店。創業は明治30年というから120年以上の歴史を持つお店です。こちらのお店の看板商品でもある銘菓「月世界」とは、新鮮な鶏卵と和三盆糖、寒天、白ざら糖を煮詰めて作る糖蜜を合わせて乾燥させた上品なお菓子。雪のように白くて軽く、口の中に入れるとすーっ、ふわーっと溶けていく独特な食感は、「暁の空に浮かぶ淡い月影」の様、とも称される無二のもの。お月様やうさぎをあしらったパッケージも可愛らしくて人気です。

月世界本舗
月世界本舗月世界本舗
月世界本舗月世界本舗

柔和な笑顔で取材に応じてくれた三代目店主の吉田栄一さん

月世界本舗

富山銘菓として知られる「月世界」を製造・販売する菓子店

地図

 
 

\木材とガラスが融合した至高の建築と、素晴らしいガラス工芸品を見る!/

富山の魅力 その八 「富山市ガラス美術館」

富山市ガラス美術館

ガラスの食器やガラスの工芸品を愛する方はもちろん、建築好きの方には必ずや訪れてみていただきたいのが富山市ガラス美術館です。もともと富山は30年に渡って「ガラスの街づくり」を標榜してきた所。富山市の古沢・西金屋地区にある「グラス・アート・ヒルズ富山」にて、ガラス工芸の作家さんの育成や、ガラス産業の活性化というようなキーワードで長年取り組みをしてきたという歴史があります。

こちらの富山市ガラス美術館は、まさにその集大成。館内には様々な作家さん達の息を飲むように美しい作品が数多く展示されています。そして何より圧巻なのが世界的な建築家である隈研吾氏の手によるその建物の内観と外観。木材を用いた巧みなデザインで「和の大家」とも呼ばれる隈研吾氏ならではの、木が多用された館内には、ふんだんにガラスが用いられており、絶妙なバランスで木とガラスが溶け合っています。館内に一歩足を踏みいれた途端眼前に迫りくる、直情的な意思を持った集合体の、言葉を失うほどの美しさ。

脆くて壊れやすいイメージながらも透き通った美しさのある「ガラス」と、ソリッドで光はほぼ通さない一徹さの中に、優しさと温かみのある「木」が、奇跡のような美しさで絡み合いそこに存在しているのです。これほどまでに、二つの異なる材質の持ち味、魅力を引き出しながら同時に融合させている建物も中々ないのではないでしょうか。

この建物を一目見るだけでも、このガラス美術館を訪れる価値はあるでしょう。展示されている作品の美しさもそうですが、実際の建物の美しさと迫力は、足を運んでみて、じかに見て頂くとお分かり頂けるかもしれません。「ついで」ではなく、是非目的地の一つとして訪れてみて下さいね。

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館

展示作品

眺めているだけでもほれぼれするような美しいガラス工芸品が並んでいます。美しい建物の中で美しいものを眺める幸せ。

ミュージアムショップ

二階のミュージアムショップ。どれもこれも欲しくなるような可愛らしくて美しい品々が並びます。

富山市ガラス美術館

世界的な建築家・隈研吾氏の手による壮観な建物と華麗な展示品の数々

地図

 
 

富山での宿泊なら 「ホテルグランテラス富山」

ホテルグランテラス富山は、富山駅から徒歩でもアクセス可能な富山を代表するシティホテルの一つ。地元の人々の結婚式などにも利用されているホテルであり、ゆったりとくつろげる空間で落ち着いた時間を過ごすことができるホテルです。今回の旅でもお世話になりましたが、寝心地のよいベッドや清潔感のある室内もさることながら、朝食会場でもあるホテル12Fのスカイバンケット「ルーバン」からの眺めのよさ、開放感と、朝食バイキングのメニューの充実ぶりは特筆もの。若者に嬉しい、パンやデニッシュ、卵料理、ベーコン、ジュース、サラダなどの洋食、ご飯、味噌汁、焼き魚などの和食がいずれもクオリティが高く、品ぞろえもとてもいいのですが、特に富山名物である「イカの黒作り(イカの墨入り塩辛)」や、「ホタルイカの沖漬け」「昆布巻かまぼこ」などが並べられているのがとても嬉しい!光あふれる空間で美味しい朝食を頂く、極上のひと時を過ごすことが出来ました。

ホテルグランテラス富山

ホテルグランテラス富山
全米No.1シェアのサータ社仕様のマットレスは寝心地抜群でした!

ホテルグランテラス富山

ホテルグランテラス富山の朝食

ホテルグランテラス富山の朝食

ホテルグランテラス富山の朝食

ホテルグランテラス富山

ホテルグランテラス富山

ゆったりとくつろげる清潔な空間、旅の疲れを癒せるホテル

地図

富山観光の基本情報

移動について

今回ご紹介したスポットはいずれも公共交通機関、または自家用車で訪問しやすいスポットばかり。基本的に富山市内は公共交通機関でも車でも移動しやすく便利です。特に富山城を中心としたエリアは徒歩および路面電車を利用すれば、とても移動しやすいので公共交通機関の利用がおすすめです。レンタサイクル(自転車共同利用システム『アヴィレ』)もあるので、自転車移動も選択肢の一つ。市の中心部23か所に貸出ステーションがあり、24時間365日いつでも利用可能というのも嬉しいポイント。利用料金は基本料金24時間150円(およびデポジット350円(自転車返却後に返金))+利用料(30分までは無料)。詳しい利用方法などはこちらへ。→ レンタル自転車アヴィレ

観光案内所

富山駅構内に「総合案内所(とやま旅ナビ)」があるほか、富山城址公園内に「富山市まちなか観光案内所」(富山市本丸1-45 9:00~18:30)があります。富山市内の観光情報のほか、こちらでは乗馬体験や本格甲冑体験なども出来るようになっています。なかでも本格的な甲冑を身に着けての乗馬体験は戦国武将の気持ちを体感できるような特別な経験。お城をバックに写真を撮れば、旅の最高の思い出になりそうです。


富山の水

北アルプスの雪解け水を源流とする富山の「水道水」は、ペットボトルに詰められて市販もされています。ただの「水道水」と侮ることなかれ。ほどよいミネラルを含んだとても美味しい水なのです。

富山の登録有形文化財

日本の他の多くの地方都市同様、ここ富山も空襲で戦前の木造建築などは失われてしまいましたが、登録有形文化財などがいくつか点在しています。既にご紹介した富山市郷土博物館もその一つ。

こちらは国の登録文化財である鋼アーチ橋「桜橋」(1935年(昭和10年)建造)。

桜橋の右奥にある建物は同じく登録有形文化財の「富山電気ビルデイング」。

そのほか、富山市内の登録有形文化財としては、富山県庁舎、薬種商の館金岡邸、牛島閘門、富山市民俗民芸村陶芸館などがあります。

富山市内の風景


富山市電


滝廉太郎が学んでいた場所に立つ廉太郎の像。城址公園の外側に立っていますが、かつてはここも富山城内であった場所


滝廉太郎像のすぐそばには「鱒寿司」の店が並びます


富山ライトレール


富山市電


富山市庁舎展望塔から見る富山の夜景


夕暮れの富山城

この記事を書いた人

Japan Web Magazine 編集部

日本のおいしい食べ物、素敵な場所、いいモノ、いいコトなどをご紹介します。

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