夜の二寧坂
京都・東山の清水寺から産寧坂(三年坂)を通って八坂神社、円山公園、高台寺方面へと向かう途中にある二寧坂(二年坂)は、807年(大同2年)に整備されたことからその名が付けられたとも、産寧坂の下にあるのでそう呼ばれるようになったともいわれる坂。
舞妓体験ができるスタジオや竹細工店、かんざしを売る店やお茶屋などが軒を連ね、昼間は多くの観光客や参拝客でにぎわうが、夜ともなるとさすがに人の出も落ち着いて、ゆったりと歩くことができる。お店もほとんど閉まっているので、その分楽しみも薄れてしまうが、一方でオレンジ色の明かりに照らされたしっとりとした石畳の道をそぞろ歩くことができて、それはそれで風情があっていいもの。特に雨上がりの後などは、濡れた石畳に明かりが反射して美しい。(皮靴などは滑りやすいので注意。)