お祭りに行こう!JWMおすすめの「日本の祭」
公開日: 2019年6月24日 | 最終更新日 2022年10月30日
日本各地の様々な祭・市
「祭り」とは元来、神や精霊に祈りを奉げ、感謝し奉る儀式の事。豊作や天候の安定、無病息災、家内安全などなど、古来より人々が様々な思いを込め、祈り、捧げ、祀ってきた。様々な場所、様々な条件で発生した神事、行事は時代と共に変化していき、踊りや山車、神輿等を伴い、より多くの人々が参加する行事へと変わっていく。祈願や奉納であったものは、同時に一年に一度の大切な行事、楽しみ、憂さ晴らし、大義名分のある大騒ぎでもあった。テレビや携帯などのない時代、何ヶ月もかかって集落の人々が共同で準備する祭りは、享楽の場であり、コミュニケーションの機会でもあったのだ。そして、年寄りから青年へ、親から子へと、伝統と技術を継承していく大切な機会でもあったのである。
ときに火(火薬)、水などを使い、ときに大きな神木を追い、ときに巨大な山車、巨大な神輿が登場し、ときに馬などの動物も欠かせない。様々なものが色とりどりに飾られ、祭りの期間中、あたりは熱気に包まれる。その興奮と騒乱でケガ人が出ることも少なくない。そんな祭りが日本には1万以上あるのだ。
テクノロジーと共に日常生活は大きく変化しているが、祭りは古きよき日本を感じることの出来る数少ない機会でもある。各地に伝わる様々なお祭り。簡単な手続きで、見るだけではなく実際に参加できるお祭りも少なくない。遠巻きに見ているのと、実際に参加するのとでは大きく異なる、一体感、充実感、躍動感、臨場感。共に踊り、共に担ぎ、共に声を出し、汗をかく。それは記憶に残る時間になるに違いない。
Contents
日本各地の祭・市 ~夏~
富士吉田火祭り(ふじよしだひまつり)
肌感覚の喪失とでも言おうか。電化製品に周りを囲まれ、室内温度も簡単にコントロール出来、検索もコンピューター、買い物もオンラインでと、・・・
富士吉田火祭りのページへ
五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)
曲がり角から突然姿を現すそれは、街灯よりもなお高く、まさに見上げるような威容を誇っている。そう、それはまるで・・・
五所川原立佞武多のページへ
青森ねぶた祭り
「ラッセラーッラッセラー!」威勢のよい声が辺りに響き渡る。その声に少し遅れて、光と熱と力の巨大な・・・
青森ねぶた祭りのページへ
郡上おどり
郡上八幡で毎夏行われるのが、郡上おどり(郡上踊り)。およそ400年ほど前、郡上八幡の殿様が、それまで各所で行われていた盆踊りを城下に集め、「盆踊りの期間中は無礼講で踊るがよい。」と命じて士農工商の融和を図り人々が平和に暮らせるようにと奨励したのがその始まりという。
郡上おどりのページへ
おわら風の盆
越中富山の八尾(やつお)町は県南部に位置する人口2万人ほどの町。格子戸や土蔵造りの家が並び・・・
おわら風の盆のページへ
郡上おどりのページへ
入谷の朝顔市
天明期(1781年~1789年)を代表する文人・狂歌師、大田 南畝(おおた なんぽ)の狂歌「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる・・・
入谷の朝顔市のページへ
浅草ほおずき市
年間を通して国内外からたくさんの観光客が訪れる東京・浅草の浅草寺。その浅草寺の境内で毎年7月の9・10日の両日、「四万六千日」の功徳日に行われるのが・・・
浅草ほおずき市のページへ
奉納煙火
轟音が耳を劈(つんざ)き、光の粒がきらきらと降り注ぐ。それは神々しいまでに輝き渡り、あたり一面を気まぐれに照らしながらさらさらと降り注ぐ・・・
奉納煙火のページへ
みたままつり
一時(いちどき)にこれほどの数の提灯を目にする機会はそうはないだろう。人によっては、・・・
みたままつりのページへ
博多祇園山笠
その祭りを一言で言い表すならば「凛」であろうか。「凛々しさ」の「凛」である。または・・・
博多祇園山笠のページへ
豊川手筒まつり
豊川手筒まつりのページへ
神田祭
山王祭と共に天下祭の一つとされ深川祭とあわせて江戸三大祭の一つに数えられるのが、5月中旬に神田明神(神田神社)で行われる「神田祭」だ。江戸時代から続く祭りで・・・
神田祭のページへ
日本各地の祭・市 ~冬~
さっぽろ雪まつり
毎年二月の上旬に札幌で開催される冬の一大イベント、それが「さっぽろ雪まつり」だ。およそ1.5キロの・・・
さっぽろ雪まつりのページへ
千歳・支笏湖氷濤まつり
厳冬期の北海道千歳市・支笏湖温泉で開催されるのが、千歳・支笏湖氷濤まつり(ちとせしこつこひょうとうまつり)だ。日本最北の不凍湖(冬でも凍結しない湖)であり、日本第三位の透明度を誇る湖・支笏湖の澄んだ水をくみ上げ、スプリンクラーで吹き付けて造り上げるという見事な氷の造形物・・・
千歳・支笏湖氷濤まつりのページへ
浅草羽子板市
お店の人の口上、そしてお客さんとのやり取りを見ているだけでも楽しい気分になる浅草の羽子板市は・・・
浅草羽子板市のページへ
酉の市
「かっこめかっこめー」という掛け声が繰り返し鳴り響き、商売繁盛・家内安全を祈る威勢のよい手締めがそこかしこで・・・
浅草酉の市のページへ
新宿 花園神社 大酉祭
東京随一の繁華街、新宿の三丁目にある花園神社で毎年11月に行われるのが酉の市(大酉祭)。花園神社に合祀されている大鳥神社のご祭神・日本武尊が東夷征伐の際に戦勝祈願をし、帰路にお礼参りをしたことにちなんで、日本武尊の命日である11月の酉の日に市が行われるようになったという。浅草の鷲神社の酉の市、府中の大國魂神社の酉の市と並んで「関東三大酉の市」にも数えられる盛大なもので、毎年60万人以上の人でにぎわう。
新宿花園神社 大酉祭の詳細ページへ