角館火振りかまくら
公開日: 2015年1月27日 | 最終更新日 2023年8月19日
写真提供:角館町観光協会
国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている、昔ながらの伝統的で美しい街並みで知られる仙北市角館町で、例年2月13日、14日に行われる「角館火振りかまくら」は、角館の冬の風物詩として知られる小正月の行事です
この400年以上の歴史を持つといわれる伝統行事は、雪で作られた「カマド」にマキを入れて燃やすことから始まります。高さ5メートルほどにもなる長木に、稲ワラなどを巻き付けて作られる「天筆」に火をつけ、正月の松飾やお札、門松などを焚き上げ、一年の無病息災を祈願するのです。
「火振り」は、炭俵に1~1.5メートルほどの縄を結び付け、カマドでおこした火を炭俵につけ、縄の先端を持って自分の体の周囲を円を描くようにグルグルと振り回します。そうすることにより、火で自分の体を清め、家内安全、無病息災を祈願し、田んぼの厄を払うのです。雪深い場所として知られる地域の幻想的な行事です。
夜店なども出店するほか、花火の打ち上げなどもあります。ミニかまくらや、雪灯籠の美しさも必見です。
Japan web magazine’s recommend
角館火振りかまくら DATA
- 開催日時: 例年2月13日・2月14日
- 開催場所: 仙北市角館町 13日仙北市桜並木駐車場、14日角館町内30数ヶ所
- 交通(公共交通機関で): 角館駅から徒歩約20分
- 駐車場: あり
- 料金: 観覧無料
- 問い合わせ: 角館町観光協会 0187-54-2700、仙北市観光課 0187-43-3352
- HP: 角館火振りかまくら