十和田神社
公開日: 2009年12月19日 | 最終更新日 2015年6月27日
青龍大権現
十和田湖に突き出る二つの半島のうち、西側の中山半島に鎮座する神社が、古くから山伏の修行場として知られ、江戸時代には南部藩の霊場として栄えた十和田神社です。
十和田神社は、かつて北東北エリアに広く分布していた十和田信仰と呼ばれる水神信仰の象徴であり、十和田山青龍大権現・熊野権現とも称され崇敬を受けてきました。神秘的な十和田湖でも、最も神秘的な雰囲気に満ち満ちている場所の一つとされています。特に、神社から山中に5分程分け入り、そこから断崖を50メートル程(現在は鉄ハシゴがある)降りた所にある湖に面した「占場」と呼ばれる場所は重要なスポットで、現代では東北地方でも有数の「パワー・スポット」の一つとしても知られています。
十和田神社 まとめ
美しい自然と四季折々の絶景で知られる「十和田湖」の湖畔にある十和田神社。都会暮らしの中ではまず遭遇することのない、生気溢れる「大自然」に包まれたとても清浄な場所で、清らかな空気が一帯に満ちているのをひしひしと感じます。かつては山伏の修験の場であり、現代では東北有数のパワースポットとされるのも、とても頷けるような、生命力にあふれているとても豊かな場所なのです。それは、木々が鬱蒼と生い茂り緑が目に眩しい夏の朝に訪れた時には勿論、雪が降り積もり、静寂があたりを支配している冬の早朝に訪れた時にも感じる、命の豊かさです。
冬には(特に哺乳類や昆虫たちは)休んだり眠ったりしているはずなのですが、なぜだか大きな「命」のようなものを感じるのです。それがいわゆる「パワー」とか「ヒーリング~」とか呼ばれるものなのかもしれませんが、もっと身近な、もっと根源的なものの感じがします。「自分自身も自然の中に生かされている」「自然の中で生きている」ということをとても柔らかく、とてもスムーズにいつの間にかはっきりと気づかされる感じ、とでもいいましょうか、「なんだ、ここにあったのね」と、長らく探していたものがふと見つかった感じとでもいいましょうか。
いまいちわかりにくいですね(笑)
とにかく一言でいうならば、「とても素敵な場所」ということに間違いはありません。
夏と冬、どちらもそれぞれの表情が見えてとても素晴らしかったのですが、それをマックスに感じることができたのは、参拝している最中、二回とも誰も人に会わなかった、というのも大きな要因の一つかもしれません。
お陰で一切、「想念」や「気」を乱されることがありませんでした。
こればかりは時の運なのでどうしようもありませんが、可能であればぜひ、人のいなさそうな時間帯を選んで訪れてみてください。この「十和田神社」、もしくは境内も含め周辺一帯に漂う「清らかで静かな空気感」「はるか昔からそこにある自然の雰囲気」、そういったものを最大限感じとることができるかもしれません。
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十和田神社(とわだじんじゃ) DATA
- 場所: 青森県十和田市奥瀬字十和田
- 交通(公共交通機関で): JR東北新幹線八戸駅からJRバス十和田湖行きで2時間15分、十和田湖バスターミナル下車、徒歩15分
- 交通(車で): 東北道十和田IC~国道103号、33km約45分
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 境内自由
- 休み: 境内自由
- 料金: 境内自由
- 問い合わせ: 0176-75-2508
十和田神社