長崎カステラ
公開日: 2008年6月7日 | 最終更新日 2024年1月26日
こんがり色のざらめの香
長崎の銘菓カステラは今や知らない人はいないであろう全国区のお菓子だ。南蛮伝来のお菓子であることも教科書に載っているほど有名な話だが、カステラのその呼び名の由来、語源をご存知だろうか?
中世のヨーロッパ、イベリア半島中央部、現在のスペインにキリスト教国の国土回復運動(レコンキスタ)の中心となり、その後のスペイン王国建国の元となった王国があった。その名をカスティーリャ王国というのだが、カステラはそのカスティーリャ王国のポルトガル語発音カステーラからきている、というのが有力な説だ。「パン・デ・カステーラ」(カステーラのパン)が転じて「カステラ」になったというものだ。
いずれにしても、16世紀に宣教師によってまず長崎に伝えられたこのお菓子は、当時の人々(といっても当初は身分の高い人々の口にしか入らなかったであろうが)の興味をひき、関心を大いにかったことであろう。小麦粉と玉子と砂糖をこねて焼く、というそれまでの日本の菓子には見られない製法であったからだ。
現在のものとは多少の違いはあるであろうが、あのこんがりとした色とふくよかな香りそして上品な甘さのカステラを初めて目にし口にした当時の人々の驚きと感動はいかばかりであったろうか。
カステラの作り方
主な材料
卵、ざらめ、上白糖、水飴、蜂蜜、小麦
作り方
白身を攪拌する。そこへ黄身とザラメを加えさらに攪拌。さらに上白糖、水飴、蜂蜜を加え最後に小麦粉を加えて、型に流し入れ、焼く。その後一昼夜寝かせて完成。寝かせることによって、しっとりとした甘みとコクを引き出せる。
Japan web magazineおすすめのカステラ
岩永梅寿軒
- 場所: 長崎県長崎市諏訪町7-1
- 交通: JR長崎駅から長崎電気軌道3号系統で4分、公会堂前電停下車、徒歩5分
- 駐車場: —
- 時間: 10:00~20:00
- 休み: 不定休
- メニュー: 長崎カステラ 1470円・寒菊 1260円~・もしほ草 735円~・梅寿軒石畳モナカ 483円(6個)
- カード: 利用不可
- 問い合わせ: 095-822-0977
匠寛堂
- 場所: 長崎県長崎市魚の町7-24
- 交通: JR長崎駅から長崎電気軌道3号系統で4分、公会堂前電停下車、徒歩3分
- 駐車場: あり・2台(無料)
- 時間: 9:00~19:00
- 休み: 無休
- メニュー: 特製献上「五三焼」佳好帝良 天地悠々 桐箱入り 3990円・特製献上「五三焼」佳好帝良 2625円・黄金伝説 2100円・はちみつカステラ 1680円
- カード:
- 問い合わせ: 095-825-1511(フリーダイヤル0120-538-017)
松翁軒
- 場所: 長崎県長崎市魚の町3-19
- 交通: JR長崎駅から長崎電気軌道3号系統で4分、公会堂前電停下車すぐ
- 駐車場: あり(無料)
- 時間: 9:00〜18:00(2階のカフェレストラン「セヴィリヤ」は11:00〜17:00)
- 休み: 無休
- メニュー: 松翁軒カステラセット 850円 ・チョコラーテクラシック 1,150円
- カード:
- 問い合わせ: 0120-150-750
福砂屋
- 場所: 長崎県長崎市船大工町3-1
- 交通: JR長崎駅から長崎電気軌道1号系統で11分、思案橋電停下車、徒歩3分
- 駐車場: あり(無料)
- 時間: 8:30~20:00
- 休み: 無休
- メニュー: カステラ 2268円(1号)・オランダケーキ 2268円(1号)・手作り最中8個 972円
- カード:
- 問い合わせ: 095-821-2938