スーパームーン
公開日: 2013年6月23日 | 最終更新日 2022年10月17日
最大の月
普段何気なく目にしている月の大きさが変わるということをご存じだろうか。「今夜はやけに月が大きく見えるなぁ」という時、それは地平線のそばに月があることで、大気や錯覚などで実際よりも大きく見えるということもあるのだが、実際の大きさにも変化があるのだ。それは地球と月の距離のため。
地球から月までの距離は平均38万4,400km。なぜ平均かというと、月は楕円形をした周期で地球の周りを巡っているからなのだ。最も遠い「遠地点」は約40万6,300km。最も近い「近地点」は35万6,700km。
最も地球に近づいた時と満月(または新月)が重なることをスーパームーンと呼び、このスーパームーンがどのように見えるかというと、たとえば、2011年3月20日に、35万6577kmまで近づいたスーパームーンは、最も遠くにあるときの満月に比べて約14%ほど大きく、30%ほど明るく見えたという。
2013年6月23日が今年最大のスーパームーンの日。月は地球から約35万7,000キロの距離に近づくという。あいにく天気予報では、西日本から中部地方にかけて雨模様のようだが、普段よりも大きく見えるこのスーパームーンを探して夜空を見上げてみてはいかがだろう。最接近するのは20時12分。満月になるのは20時32分だ。ちなみに2013年の最小の満月は12月17日18時28分の満月。スーパームーンと比較すると直径で約13%小さな月となるという。