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小浜神社 若狭国小浜藩初代藩主・酒井忠勝公を祀る神社

県社「小浜神社」

福井県南西部に位置し、日本海の若狭湾に面する人口3万人ほどの町「小浜」は、かつて譜代大名である酒井氏が歴代藩主を務めた小浜藩の城下町であった場所。その小浜藩の中心であった小浜城は、江戸時代初期に築かれたという海に面した海城なのですが、その小浜城の一角に明治の初め、小浜藩の藩祖・酒井忠勝を主祭神として祀る神社として建てられたが小浜神社です。(忠勝公と合わせ、天御中主大神(天之御中主神・あめのみなかぬしのかみ、あまのみなかぬしのかみ)も祀っています。)

後に川越藩の初代藩主を務めた酒井忠利の子として1587年に生を受けた酒井忠勝は、徳川秀忠に付き添って関ケ原の合戦に出陣するなど秀忠の信厚く、秀忠の命により16歳であった家光の付き人になって以降は、家光の信も得て、老中、大老と、幕府の要職を務めました。

そんな酒井忠勝には、清廉潔白で思慮深い名君としてのエピソードが多くあるのですが、領地である若狭においても善政をしいたと伝えられ、その善政は酒井忠勝亡き後も歴代藩主によって続けられたといいます。

そんな酒井忠勝をはじめとする歴代藩主らへの恩義と忠心、その功績をたたえるために、明治になって、藩祖酒井忠勝を主祭神として祀る神社として小浜城の本丸跡に建てられたのがこの小浜神社(小濱神社)です。社殿の造営費用およびそれに伴う祭祀の費用などはすべて住民らの寄付によって賄われたことからも、いかに人々に慕われていたかということを表しています。

小浜神社
小浜神社
秋の小浜神社秋の小浜神社
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HikoZa

温泉と海と甘いものと辛い物を好みます。映画は年に100本ほど。

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