ゴングリ煮
公開日: 2012年11月15日 | 最終更新日 2015年6月23日
漁師料理
ごんぐりとはマグロの胃袋のこと。このごんぐりを煮つけた「ごんぐり煮」は、マグロの水揚げが多い宮崎県南の油津、大堂津、目井津エリアで昔から食べられてきた漁師料理だ。一口大に切ったごんぐりを炒め、出汁、醤油、味噌、酒、味醂、砂糖、生姜などを入れて煮こんで作る。コリコリとした食感と独特の旨みを持ち、噛めば噛むほどに味が滲み出してくる一品。マグロの内臓は特に「あし」が早いため、新鮮なものでないと作れないという。まさに、マグロの水揚げのある「地元」ならではの料理だ。ちなみに、ごんぐりはサツマイモと一緒に茹でると柔らかくなるとか。煮付けたもののほか、ごんぐりを揚げた「ごんぐり揚げ・ごんぐりの唐揚げ」もある。いずれも酒の肴にぴったり。