血の池地獄
公開日: 2012年4月18日 | 最終更新日 2024年10月28日
まさに血の色のようにも見える、酸化鉄を含んだ真っ赤な熱粘の池、それが「血の池地獄」。「万葉集」や「豊後国風土記」にも「赤湯泉」「赤池」などの記述がみられる「地獄」としては一番古いもの。
広さ1300平方メートル、深さ30m以上(泥の為に正確な深さは不明)、泉温78℃で、地下の高圧、高温化で生じた酸化鉄のほか、酸化マグネシウムなどを含んだ熱泥が噴出し、それが堆積して真っ赤な池となっている。昔から、沈殿したこの赤い熱泥を利用し、皮膚病薬(血ノ池軟膏)を製造したり、布や家の柱などの染色をしていたという。
血の池地獄は、1927年(昭和2年)に、高さ220メートルにまで達する大爆発を起こしているほか、明治から昭和初期にかけ、何度も爆発を起こしており、周囲にも被害をもたらした。現在は、池の撹拌を行い、爆発を防止している。血の池の源泉からひいた掛け流しの血の池足湯があり、皮膚の薬にもなる成分を含んだお湯をその場で体感できる。平成21年に国の名勝に指定されている。
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血の池地獄(ちのいけじごく) DATA
- 場所: 大分県別府市野田778
- 交通(公共交通機関で): JR日豊本線別府駅から亀の井バス2・5・41・43番鉄輪行きで30分、血の池地獄前下車すぐ。
- 交通(車で): 大分自動車道別府ICから右折、県道11号を鉄輪温泉方面に直進218号線に入る。車で約15分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 8:00~17:00(閉園)
- 休み: 無休
- 料金: 8地獄共通観覧券 大人2,200円、小・中学生1,000円
- 問い合わせ: 0977-66-1191
- HP: 血の池地獄
- 泉質: 酸性緑礬泉
- 泉温: 約78°C