万野風穴
公開日: 2010年8月26日 | 最終更新日 2023年9月27日
富士山の溶岩流で作られた風穴「万野風穴」
万野風穴は、静岡県富士宮市にある風穴。
約一万年前の「新富士火山活動」と呼ばれる時期の溶岩流によって出来上がったといわれている風穴で、総延長はおよそ900メートル(908.3メートル)、幅約6.4メートル。1922年(大正11年)、国の天然記念物に指定されています。
富士宮市内では、同時期に形成されたと推測されている溶岩流や溶岩洞窟が30か所以上確認されています。
風穴の入り口付近に大日如来が安置されていることから、かつては「大日穴」とも呼ばれていました。現在、崩落の危険があるため、立ち入り禁止となっていて中には入れませんが、柵越しに垣間見ることができます。
万野風穴を含む一帯は「万野風穴池田公園」として整備されています。
公園内には池などがあり、近隣の人々の憩いの場となっていますが、そこかしこに溶岩が冷えて固まった地面が顔を出しており、興味を引きます。
万野風穴の入口の様子
かつては修行の場であり「大日穴」と呼ばれた万野風穴の入口の様子。1983年以降、安全のため入洞禁止となっています。
万野風穴の詳細を解説した案内板
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万野風穴(まんのふうけつ) DATA
- 場所: 静岡県富士宮市山宮2179
- 交通: 富士宮駅から車で15分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 問い合わせ: 0544-22-1168