地域の人に愛される、おすすめ「地元的」お花見スポット!谷根千編
公開日: 2019年3月15日 | 最終更新日 2023年5月17日
広くその名を知られていなくても、美しい桜色の風景を見ることができる穴場的なお花見スポット。地域の人達に親しまれ、愛される、「地元的」桜の名所、東京「谷根千編」。
谷根千界隈の穴場お花見スポット!
今回は、JR(山手線・京浜東北線・常磐線)や京成線の「日暮里駅」や、山手線・千代田線・舎人ライナーの西日暮里駅、東京メトロ千代田線の千駄木駅、根津駅などからアクセスできる下町「谷根千」の桜のお花見スポットをご紹介します。
テレビや雑誌などで数多く紹介され、今やすっかり人気のスポットとなった谷中銀座商店街を始め、つつじ祭りで有名な、徳川綱吉ゆかりの「根津神社」や、鴎外や漱石らが住んだことでも知られる千駄木界隈など、様々な魅力に溢れる「谷根千」(谷中・根津・千駄木)エリア。
美味しいお店や素敵なカフェ、ちょっとしたいい感じの小物が揃う店など、足を運んでみたいスポットが目白押し。そんな谷根千エリアには「谷中霊園」など、桜の名所として古くから知られるお花見スポットが数多くありますが、今日ご紹介するのはちょっとマイナーな、でも地域住民にはとても親しまれ、愛されているお花見スポットです。
西日暮里公園
西日暮里駅からすぐ脇の「間の坂」を上がった場所にあるのが西日暮里公園。(駅からは道灌山下方面に進み、交番先の横断歩道橋の階段を上っても行かれます。)
遊具はブランコや鉄棒などシンプルなものしかありませんが、この公園は木々が多く、緑豊かな公園として親しまれています。
すぐそばを鉄道や大通りが通っていることを忘れてしまいそうなほど、のんびりとした雰囲気に包まれた場所で、立派な欅(けやき)や楠(くすのき)などの木々が立ち並んでおり、葉っぱの間から漏れてくる日の光に幸せを感じる素敵な公園です。(特に午前中がオススメです。)
そんな西日暮里公園は春になると桜色の風景を見ることができます。谷根千界隈ではちょっと穴場の桜の名所です。
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西日暮里公園(にしにっぽりこうえん) DATA
- 場所: 東京都荒川区西日暮里3丁目5-5
- 交通: 西日暮里駅から徒歩3分。日暮里駅から徒歩10分。
地図
諏方神社
西日暮里公園から徒歩ですぐの場所にあるのが、諏方神社。地元の人々には「おすわ様」と呼ばれて親しまれています。
こちらも大きな木々が立ち並ぶ緑豊かな場所で、広々とした開放的な空間がとても気持ちの良い神社です。
このお諏方様、鉄道ファンや鉄道好きの子供達の間では、鉄道がよく見える「聖地」としても知られますが、春になるととても素敵な「桜の名所」となります。広々とした境内に点在する桜の木。とても雰囲気があって美しい場所です。
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諏方神社(すわじんじゃ) DATA
- 場所: 東京都荒川区西日暮里3丁目4-8
- 交通: 西日暮里駅から徒歩4分。日暮里駅から徒歩9分。
地図
岡倉天心記念公園
初代の藝大校長であり、日本の美術を語る上で外せない存在である岡倉天心ゆかり(天心の邸宅兼日本美術院があった地)の公園です。公園といっても見た目はこじんまりとした地域の小さな公園なのですが、いつも綺麗にされており、とても気持ちの良い場所です。春になると桜が美しく、花見スポットとしては穴場的な存在。
ちなみに、こちらは谷中周辺を散策している際に一休みするのに便利な場所であり、トイレ・スポットでもありますので、頭の片隅に入れておくと重宝するかと思います。
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岡倉天心記念公園(おかくらてんしんきねんこうえん) DATA
- 場所: 東京都台東区谷中5-7-10
- 交通: 千駄木駅から徒歩5分。日暮里駅から徒歩10分。
地図
というわけで、谷根千の桜のお花見スポットをご紹介しました。
そもそも谷根千へのアクセスの主要駅であるJR「日暮里駅」から谷中銀座方面にかけての道は見事な桜並木ですし、本行寺、経王寺、龍泉寺、長明寺など、桜が見事なお寺さんが周辺に数多くあります。のんびり散策がてら谷根千の桜を心ゆくまで楽しんでくださいね。