ままかりの酢漬け
最終更新日 2021年8月14日
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ままかりの酢漬け
岡山の郷土料理
そのあまりの美味しさに、まま(ご飯・まんま)がどんどん進んで家で炊いた分がなくなってしまい、隣に借りに行くほどの味、ということからその名がつけられたと言う「ままかり」(飯借り)の酢漬け。ママカリは「サッパ」という魚の別名で、イワシやコハダ、キビナゴなどと同じニシン科の魚だ。さっぱりしていることから「サッパ」、というその名の通り、青魚特有の臭みが少なく淡白でとても食べやすいので、ワチ(香川県)、ハラカタ(関西地方)、ハダラ(佐賀県)などと呼ばれて各地で様々な食べ方で食されているが、特に岡山県では酢漬けにしたままかりが有名で郷土料理となっている。
ままかりの酢漬けの作り方
鱗を取り除き、頭を落としてお腹の部分に斜めに包丁を入れて内臓を取り出す。ままかりの3%~5%くらいの量の塩で一晩塩漬けにし、翌日酢で塩を洗い落としたら、酢と砂糖を混ぜたものに漬け込む。
ままかりのそのほかの食べ方
ままかりは酢漬けのみならず、刺身や塩焼き、干物などにしても美味しく、またそのまま焼いて三杯酢に漬けたり、頭と尾をつけたまま開き中骨を取って姿寿司にもする。
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ままかりの三杯酢(ままかりの三杯)
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ままかりの押し寿司(ままかり寿司)