富士山に登ろう(持ち物)

富士山

持ち物と服装

富士山登山成功の鍵を握る重要な要素が、この持ち物と服装だ。数十万人という数字や、多くのツアーが組まれていることなどから、つい忘れがちなことだが、まず山の気候は変わりやすい。下界がどんなに晴れていても、いつ雨が降ってこないとも限らないのだ。特に独立峰である富士山の気流はベテランのヘリコプターパイロットでも上空を飛ぶのを嫌がるというほど複雑で、天候も急変することがよくあり、雨や雷が突然やってくる。また標高も高いので、気温が低く、真夏といっても頂上でご来光を待っている時など、震えるほどに寒くなることもままある。ウィンドブレイカーや合羽は必需品だ。また、溶岩特有のごつごつとした足場は不安定で、歩きにくい。捻挫から足首を守る為にも、足首まであるような靴が望ましい。ストックと呼ばれるポールもあると便利だ。特に下りの時の足腰の負担をやわらげてくれる。昔ながらに金剛杖を突きながら登るのもよいだろう。疲れた時に支えにして休むことも出来、足場が悪いところではバランスを取る助けにもなり、持ち帰ればよい記念品になる。勿論、山登りに過信は禁物。支えはあくまで支えなので、頼り過ぎないようにしよう。

水分と酸素

高山病に効くもう一つの大きなものが水分。登山中はこまめに水分を取るといい。ただし取りすぎは禁物。汗をかきすぎると体力や体温を奪われるし、トイレにも行きたくなってしまう。各小屋にはトイレが併設してあるが、数が限られているので、そのことも念頭において置こう。汗と共に失われるミネラルなどを補給するためにもスポーツ飲料もお薦めだ。

山岳グッズやドラックストアなどで売っている携行用の酸素缶も、苦しい時には効き目がある。とても軽い上に、いざという時の精神的な余裕という意味でも、体力に自信のない方は荷物の中に一本入れておくのもよいだろう。脳がみるみる元気になる。(こともある。)

食べ物

登山はエネルギーを大量に消費するので、カロリーの高いものを持っていくのをお薦めする。糖類や脂肪分の含まれるチョコレートなどの菓子類やカロリーメイトなどの栄養補給食品、バナナなどの果物や、ビタミンミネラルなどを補給するサプリメント錠剤類もあると嬉しい。途中の山小屋でも売っているが、その標高まで持ち上げるのだから当然安くはない。とはいえ、荷物が少し軽くてすむというメリットを考えると、中々魅力的だ。荷物の重さと体力と相談しながら、持って行く量を決めるとよいだろう。

救急道具

各合目ごとに山小屋もあり、シーズン中ならば周囲に多くの登山客もいるので、心強いとはいえ、やはり登山中に怪我をしたり気分が悪くなった時の事も想定して、絆創膏やテーピングなどのちょっとした救急道具や頭痛薬などを持っていると安心だ。いずれにしても無理は禁物。高山病は、最悪の場合、肺水腫や脳浮腫に陥り危険な状態になることもあるので、身体に異変を感じたら、迷わず登山を中止すること。身体を害してしまったら元も子もない。また怪我をした場合も無理をせず、近くの人や小屋に助けを求めよう。

富士山

日が暮れると一気に視界が利かなくなる。

ヘッドランプ

ご来光を目指して夜中に登る場合は勿論、昼間に登る場合でも、ヘッドランプを一つザックの中に入れておくと心強い。天候の急変や、予想外のトラブルでスケジュールが大幅に変わってしまうこともある。暗くなってしまってもあわてない様に、ヘッドランプは用意しておこう。

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