地主神社

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琵琶湖の西側の山間、葛川坊村町に鎮座する神社。

葛川の鎮守で、主祭神として「国常立命(くにとこたちのみこと)」を祀るほか、すぐそばを流れる安曇川(あどがわ)流域に多く祀られている水の神で、この地域の祖神とされる「思古淵明神(しこぶちみょうじん)」を祀っている。

創建は、平安時代前期で、明王院の鎮守・守護神として祀られたのがその始まりで、かつては、安曇川上流で働いていた筏師などの守護神として篤く信仰されていたという。

社殿は、拝殿、幣殿、本殿が一直線に並ぶ神社建築としては珍しい配置となっている。重要文化財に指定されている春日造の本殿と幣殿は室町時代(1502年・文亀2年)の建築で、本殿の正面と両側には、蟇股(かえるまた)の彫刻が施され、牡丹や唐草、蓮、竜胆などの意匠もみられる。

例年7月18日に執り行われる葛川祭り(例祭)では、夜になると周辺の各町内より集った氏子が、高張神灯を伊勢音頭と共に奉納、氏子参拝の後、さらに明王院に進み、延暦寺の僧らと共に太鼓まわしを行う。かつての神仏習合の形態を現在に残す壮観な祭り。

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