日牟禮八幡宮
公開日: 2009年4月25日 | 最終更新日 2015年6月25日
近江商人の守護神
古くから近江商人の信仰を集め、今も近江八幡の町を見つめ続ける神社が、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)だ。JR近江八幡駅から北西方面に徒歩で30分、近江八幡の町の一画に、八幡山を背後に鎮座している。創建は古く、伝承によれば131年、大和朝廷の初期(景行天皇・成務天皇・仲哀天皇・応神天皇・仁徳天皇の5代に渡る時期)に棟梁之臣・大臣として仕え、国政を補佐したとされる伝説的な人物・武内宿禰が、成務天皇に命じられ、この地に大嶋大神(地主神)を祀ったのがその最初という。祭神は誉田別尊(ほんたわけのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、比賣神(ひめかみ)の三柱。
社宝として、1623年(元和9年)20歳の時に長崎から安南(当時のベトナム)へと渡り、貿易商として活躍した近江商人・西村太郎右衛門が奉納した「安南渡海船額」がある。西村太郎右衛門は安南の地に25年滞在し、1647年(正保4年)に帰国の為、長崎まで戻ってくるが、1639年(寛永16年)に始まった鎖国で上陸が許されず、失意のうちに安南の地で没したという。その彼が長崎で故郷への想いを胸に、絵師に託して描かせたのがこの「安南渡海船額」だ。国の重要文化財。
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日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう) DATA
- 場所: 滋賀県近江八幡市宮内町257
- 交通(公共交通機関で): JR琵琶湖線 近江八幡駅北口下車 近江鉄道バス(長命寺行) 10分 大杉町バス停下車 徒歩5分 / 近江八幡駅から中型1,180円、小型1,000円(概算)/ 近江八幡駅から徒歩30分。
- 交通(車で): 名神高速竜王ICから15km30分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 境内自由
- 休み: 境内自由
- 料金: 境内自由
- 問い合わせ: 0748-32-3151
- HP: 日牟禮八幡宮
日牟禮八幡宮
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