丸亀城
公開日: 2007年5月19日 | 最終更新日 2015年7月30日
総高60メートルという、日本一高い石垣を持つことで知られる丸亀城は、香川県丸亀市の標高66メートルの亀山に築かれた城。亀山が丸い亀の形に見えることから「丸亀」の名がついたといわれる。
室町時代の初めごろ、管領・細川頼之の家臣・奈良元安が、亀山に砦を築いたのがその始まりといわれ、織田信長、豊臣秀吉、秀頼に仕えた生駒親正が、1597年(慶長2年)に賤ヶ岳の戦いなどで戦功により讃岐17万石を与えられ、本城を高松城に、亀山に支城を築いた。1602年(慶長7年)には、ほぼ現在の城郭が完成している。
石垣づくりの名人とされた羽坂重三郎による、内堀から天守にかけて見事な曲線を描いて積み重ねられた石垣は、「扇の勾配」とも呼ばれるもの。天守は小規模ながら、この堂々たる石垣の連なる様で、離れた場所から見ると堅牢強固な迫力ある姿をしている。
犬山城、松本城、彦根城、松江城、高梁城 (備中松山城)、姫路城、松山城、高知城、宇和島城、弘前城、丸岡城と共に往時のままの建物が今に残る現存天守の一つで、日本100名城の一つに選ばれているほか、城跡全体が国の史跡に、二重三層の独立式木造天守、および大手一の門、大手二の門が重要文化財に指定されている。
また、城跡一帯は「亀山公園」として整備され、丸亀市のシンボルとして市民に親しまれている。
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丸亀城(まるがめじょう) DATA
- 場所: 香川県丸亀市一番丁
- 交通(公共交通機関で): JR丸亀駅から徒歩で南方向へ約12分
- 交通(車で): 善通寺IC・坂出ICより車で約15分
- 駐車場: あり。丸亀城内資料館南側 50台(無料)時間 午前7時~午後5時
- 期間: 通年
- 時間: 天守 午前9時~午後4時30分(ただし入館は午後4時まで) / 大手一の門 午前10時~午後3時30分(大手一の門を見学希望の際は、場内観光案内所(うちわ工房「竹」へ)
- 休み: 天守:無休、大手一の門:雨天時・水曜日
- 料金: 天守 大人200円 小人(小・中学生)100円
- 問い合わせ: 丸亀市文化観光課 0877-24-8816
- HP: 丸亀市 丸亀城