東京大仏
公開日: 2012年11月14日 | 最終更新日 2023年5月27日
乗蓮寺(東京大仏)
都心から北西方向に向かって伸びる鉄道「東武東上線」と「都営三田線」。その二線に挟まれた、埼玉県との県境に程近い場所にある町「赤塚」は都心の喧騒も幾分和らぎ、落ち着いた雰囲気に包まれた閑静な住宅街も広がる東京のベッドタウンの一つです。
その赤塚にあるのが通称「東京大仏」として知られる乗蓮寺の大仏。高さ12.5メートル、重さ32トンで青銅製の「鋳造大仏」としては、奈良の大仏、鎌倉の大仏に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る大仏です。
近隣の人々には「赤塚大仏」とも呼ばれて親しまれ、初詣には板橋区随一の賑わいを見せる境内も普段はとても穏やか。七福神や石像が点在する境内は静寂に包まれ、のんびりと静かに参拝・散策するのにもとても良い場所です。エベレストに日本人として初登頂した冒険家・植村直己の墓もここにあります。
東京大仏のある「乗蓮寺」は応永年間(1394年~1427年)に創建されたと伝えられる寺院です。「山中村」と呼ばれていた現在の板橋区仲町に開かれた後、江戸時代には仲宿へ、さらに戦後の昭和48年に国道17号線の拡張や首都高速5号線の工事の為に、かつて赤塚城の二の丸があった現在の地に移ってきました。
東京大仏へのアクセス
閑静な住宅街の一角にある東京大仏は、駅からのアクセスは少々不便。最寄りの駅である東武東上線の下赤塚駅から徒歩で約18分、地下鉄有楽町線赤塚駅から徒歩で約20分程かかります。
都営三田線の西高島平駅も利用可能で、こちらも駅から徒歩で約20分程。東武東上線成増駅北口からはバスの便もあります。赤羽駅西口行(又は志村三丁目駅行)で6分、バス停「赤塚八丁目」下車後、徒歩で5分ほど。三田線の高島平駅からもバスが出ていて、区立美術館経由(西高島平駅経由ではない方)成増駅行で約10分、バス停「区立美術館」下車、徒歩5分程です。
周辺には「松月院」、「赤塚城址」、「板橋区立美術館」、「区立赤塚植物園」などが点在しているので、ゆっくりと散策がてら訪れてみるのもおススメです。
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東京大仏(乗蓮寺)(とうきょうだいぶつ・じょうれんじ) DATA
- 場所: 東京都板橋区赤塚5-28
- 交通(公共交通機関で): 東武東上線下赤塚駅から徒歩18分、地下鉄有楽町線赤塚駅より徒歩20分。都営三田線西高島平駅より徒歩20分。または東武東上線成増駅北口からバス赤羽駅西口行(又は志村三丁目駅行)で6分、「赤塚八丁目」下車後徒歩5分。
- 交通(車で): 首都高五号線高島平出口から5分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 開門8:00 閉門16:00(入門は15:45まで)
- 問い合わせ: 03-3975-3325
東京大仏