仁和寺
公開日: 2010年5月12日 | 最終更新日 2015年6月23日
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門跡寺院
仁和寺は、京都市右京区にある寺院。真言宗御室派の総本山であり、皇室と所縁の深い門跡寺院。宇多法皇が居住したことから御室御所とも呼ばれた。
886年(仁和2年)、光孝天皇の勅願により仁和寺の建立は始まっている。翌年の天皇崩御の後、遺志を継いだ宇多天皇により工事は進められ、888年(仁和4年)完成をみた。始めは「西山御願寺」と呼ばれたが、後元号をとって仁和寺となった。
1467年から10年の間に渡って続き、京都の町を巻き込んだ応仁の乱で伽藍を焼失している。寛永年間には幕府の命により伽藍が整備され、また同時期に行われた皇居の建て替えに伴い、旧紫宸殿(現・金堂)、旧清涼殿、旧常御殿等の皇居内の諸建物が仁和寺境内に移築されている。
国宝と重要文化財
1613年(慶長18年)建立の金堂、木造阿弥陀三尊像、木造薬師如来坐像等が国宝指定されているほか、1644年建立の五重塔、観音堂、中門、ニ王門、鐘楼、経蔵、御影堂等が国の重要文化財に指定されている。
世界遺産
1994年(平成6年)には、上賀茂神社、下鴨神社、教王護国寺(東寺)、清水寺、延暦寺、醍醐寺などと共に、「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されている。
御室桜
仁和寺は桜の名所として知られ、毎年春になると金堂前のソメイヨシノ、鐘楼前のしだれ桜などが競うようにして咲き誇る。
とりわけ有名な、遅咲きで背丈の低い「御室桜」とよばれる桜は中門内の西側一帯に林が続いており、江戸時代の頃から大勢の花見客で賑わい、「庶民の桜」として人々に親しまれたという。五重塔をバックに咲き誇る桜は多くの歌人・俳人も魅了し、数々の和歌にも詠われている。1924年(大正13年)には国の名勝に指定された。
仁和寺の拝観
通常の時期は境内へは無料で入れる。旧御室御所御殿、霊宝館の拝観は有料。
御室桜の開花期(4月)のみ、伽藍特別入山となり、境内へ入る際に拝観料が必要となる。
仁和寺へのアクセス
バスで
京都市営バス、JRバス「御室仁和寺」バス停下車徒歩すぐ。
JRで
JR嵯峨野線花園駅から徒歩15分。
京福電鉄で
京福電鉄御室仁和寺駅下車徒歩5分。
備考
平成30年3月完成予定で、現在、仁和寺観音堂半解体修理、金堂蔀戸部分修理、御影堂屋根葺替・部分修理が行われている。
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仁和寺(にんなじ) DATA
- 場所: 京都府京都市右京区御室大内33
- 交通(公共交通機関で): JR京都駅から市バス26系統で45分、「御室仁和寺駅」下車徒歩すぐ。京福電鉄嵐山線「北野白梅町駅」から北野線で4分、「御室仁和寺駅」下車徒歩3分。
- 駐車場: あり(有料)1回500円
- 期間: 通年
- 時間: 境内自由、御殿9:00~16:30(12~2月は~16:00)、霊宝館9:00~16:30
- 休み: 霊宝館は4月1日~5月第4日曜、10月1日~11月23日のみ開館
- 料金: 御殿 大人500円、小・中学生300円・霊宝館 大人500円、中・高校生300円、小学生無料
- 問い合わせ: 075-461-1155
仁和寺
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