野付半島

野付半島(2月)

冬の野付半島

道の両側が海、というのは独特な感覚だ。それもここは橋の上ではない。れっきとした地面なのだ。地図に載っている土地なのである。所は北海道標津町から別海町にまたがる細長い砂嘴。野付半島。

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野付半島

「野付湾」(野付半島南側)

知床方面から244号線を南下。分岐を左に行くとフラワーロードとよばれる950号線にはいる。体感的には殆ど真っ直ぐの道を進むこと2~3分。分岐からおよそ2キロほどだろうか。右側に見えてくるのが野付湾だ。湾といっても季節は冬。夏でも静かな内海は、なお一層静かに凍り付いている。静かに沈着している。風の音以外何も音のしない世界。静寂が白い色を伴って辺りを全く支配する。

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「外海」

北側に迫りくる海は静かなる南側の内海に比して重々しく咆哮する外海だ。2月には流氷が流れ着く。深い青色に鈍く輝く氷の中心部。外側の眩しい白さ。灰色の空の下、重なり合って、ぶつかり合って、ぎしりぎしりと低く鳴く。

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「命」

冬の氷の海は決して死の世界ではない。翼を広げると2メートルにもなるオオワシや、オジロワシが力強く空を舞い、キタキツネやエゾシカがたくましく生きる。

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「道」

車両の為の道は途中で終わっていた。終点には一般車両進入禁止の看板が立つ。この先の野付崎灯台へは徒歩で行く事は可能だ。

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夏になると打瀬船という帆船で北海シマエビ漁が行われる。付近一帯は千島列島や国後島などとの交易で栄え、北海道遺産に指定された歴史的遺産も残る。

野付半島の風景

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