甲府城から見る富士山
JR甲府駅南口から徒歩5分の場所にある甲府城(舞鶴城)は、日本百名城の一つにも選ばれている城で、山梨県史跡にも指定されている城。築城年も築城主も正確にはわかっていないが、甲斐一帯を支配していた武田氏が滅亡した後、豊臣秀吉の命により建てられたとも、徳川家康の命により築城されたとも伝えられており、江戸時代には、江戸から比較的近い場所にあり、かつ将軍家とも近い親藩として重要なポジションにあった甲府藩の中心を担った。
甲府城は1873年(明治6年)に廃城となったが、舞鶴城公園として周辺一帯が整備されており、石垣や天守台などを間近に見ることができる。
そんな舞鶴城公園は、富士山が見える場所としても知られ、関東富士見百景にも選ばれているのだ。
天守台まで登ると甲府の町並みとその後ろに富士山の頭が見える。空気の澄んだ秋から冬の朝夕は勿論、天気が良ければ、真夏でも綺麗にその姿を拝むことができる。
どこから見ても富士山は感動するが、城から見る富士山は、なぜだか一際感動的なのだ。