会津若松 蔵窓の猫
公開日: 2015年5月2日 | 最終更新日 2015年9月1日
会津若松の町中で、究極の蕎麦「水そば」を堪能した後、外に出て駐車場に向かって歩きながら赤信号で立ち止まり、ふと上を見上げると、重厚な蔵造りの窓の下、ちょこんと座ったかわいい子がこっちを向いていた。
かわいこちゃんは、微動だにせず、じっとこちらを興味深そうに見ている。大きな耳をぴんとたてて、あくまで警戒は怠らずに、それでも何かに興味津々なのか、じっとこちらを見つめている。厚さ二十センチメートルはあるだろうか、分厚い蔵の扉と格子の入った窓、重たそうなくすんだ薄赤色をした屋根瓦に囲まれて、ちょこんと座っている姿は、なんともアンバランスでかわいらしい。