新潟県十日町市松之山藤倉 雪の壁
公開日: 2015年2月14日 | 最終更新日 2024年1月5日
一羽の鷹が舞い降り、傷ついた羽を休めたという「言い伝え」を持つ松之山温泉。
ホウ酸含有量日本一で兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三大薬湯」を謳うこの温泉は、日本有数の豪雪地帯、新潟県十日町の山間にある。
この地域は、多いときには一晩で1メートルを越える雪が降ることもあり、冬場は山も家も道も雪に埋もれてしまう。
写真は、その松之山温泉の近く、松之山藤倉の光景。
除雪車のおかげで道路こそ見えてはいるが、両側に雪の壁ができている。その高さは3メートル以上はゆうにあるだろうか。まさに見上げるような雪壁だ。
「除雪グレーダ」に「除雪ドーザ」、「ホイールローダー」などの大型の除雪車両に加え、家庭用のコンパクトな除雪機などがあっても相当に大変であろう「除雪作業」。大型の除雪車はおろかそもそも機械などもほとんどなかった時代、それこそ明治時代以前の人々は大雪が積もった時、どうしていたのであろうか、想像するだけでその苦労がしのばれる。