亀戸天神と藤

公開日: 2023年4月17日 | 最終更新日 2023年5月19日

〜日本各地の絶景撮影スポット〜

今日ご紹介する絶景スポットは、東京の花の名所、東京随一の藤の名所として知られる亀戸天神社。地元の人々には「亀戸天神」として親しまれる神社の藤の花のある風景。

江戸時代から続く藤の花の名所

朱色の鳥居と太鼓橋、心字池と本殿。福岡の太宰府天満宮ゆかりの神社であり、江戸の昔から人々の崇敬を集めてきた亀戸天神社（亀戸天神）の境内は、毎年4月の中旬〜5月の上旬になると、淡い色をした藤の花々で美しく彩られます。

亀戸天神、藤と東京スカイツリー

その美しさに魅了されるのは、もちろん今も昔も同じ。江戸の人々は「亀戸の藤浪」「亀戸の5尺藤」と呼んでその美しさを愛で（めで）、賞賛したそうです。

色合いとしては桜の花🌸同様に優しくて淡い色を随所に持ちながらも、上品で雅な紫がかった、まさに「藤色」と呼ばれる鮮やかな色。それらの花々が束となって垂れ下がるようにして連なるその様相は、実に艶やか。スマホやテレビのような光眩しく音も激しい「派手な楽しみ」が少なかったであろう当時の人々はさぞや、その美しさに心奪われたに違いありません。いや、むしろ虚構ではなく、目の前に実際にあるもののみを、直に目で見て耳で聞いて感じていた当時の人々こそ、研ぎ澄まされた感性でこの本質的な美しさを感覚的に味わっていたのかもしれません。

淡く優しい色。柔らかな香り。

藤の花が咲いている期間中は多くのメディアで取り上げられることもあり、特に晴れた日の昼間は平日でも人でごった返しますが、おすすめは雨の日や雨上がりのタイミング。

それも早い時間であれば人も少なく、ゆったりと心ゆくまで藤の花の美しさ、境内の建物や池、少し向こうに見える東京スカイツリーとの共演を楽しむことが出来ます。

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