しゃくし菜漬
公開日: 2013年3月14日 | 最終更新日 2015年6月30日
秩父の名産品
しゃくし菜漬けは秩父地方名産の漬物。正式名称を「雪白体菜(せっぱくたいさい)」という、見た目がしゃくし(しゃもじ)に似ている野菜を秩父地方では「しゃくし菜」と呼び、お漬物にする。冬の寒さが厳しく、土壌も合わないために大根の生産にむいていなかった秩父地方では、古くからこのしゃくし菜の生産が盛ん。9月初旬に種を播き、霜の降りる11月頃に収穫するしゃくし菜を樽で漬け込む。シャッキリとしていて歯ごたえが良く、そのまま美味しくいただけるのは勿論、炒め物、おやきやまんじゅうの餡、茶漬け、オニギリ、ラーメンのトッピングなどにもよく合う。しゃくし菜以外にも、おたまな、しゃもじな、へらな、たいな、ゆりな等々様々な呼び名を持つ。