玉陵
公開日: 2009年11月5日 | 最終更新日 2023年6月1日
琉球王家の陵墓
「玉陵(たまうどぅん)」は、尚真王が見上森(みあげむい)に葬られていた父・尚円王の遺骨を改葬するために築いた陵墓。築墓は1501年以降で、第二尚氏王統の歴代国王が葬られています。
2,442平方メートルの敷地内に沖縄特有の屋根が破風形の家屋の形をした「破風墓」と呼ばれる形式の三つの建物「中室」、「東室」、「西室」が並んでいます。当時は王族にしか許されていなかったこの墓の形状は1879年に解禁されて以降一般にも普及し、現在の沖縄各地で見られる形状となっています。
「中室」は洗骨(せんこつ)と呼ばれる琉球地方や奄美、東南アジアに伝わる葬送儀式を行う前の遺骸を安置する場所で、「東室」には王、王妃の骨が納められ、それ以外の王族の骨は「西室」に納められています。2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成要素の一つとして世界遺産に指定されているほか、墓全域が国の史跡として、「玉陵(墓室・石牆)」が2018年に沖縄としては初の「国宝」(2018年以前は国の重要文化財(建造物))として、石彫獅子と玉陵碑が県の有形文化財(彫刻)として、それぞれ指定されています。
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玉陵(たまうどぅん) DATA
- 場所: 沖縄県那覇市首里金城町1-3
- 交通(公共交通機関で): ゆいレール首里駅から徒歩約15分。 / 首里城公園入口バス停から徒歩で約10分。
- 交通(車で): 那覇空港から車で約10キロメートル。所要時間 約40分~60分。那覇ICから約5分。那覇空港からタクシーで中型車2000円前後・小型車約1,600円前後(目安)
- 駐車場: あり(無料)
- 期間: 通年
- 時間: 9:00~17:30(閉館18:00)
- 休み: 無休
- 料金: 大人300円、中学生以下150円(1年券 大人600円 小人300円)
- 問い合わせ: 098-885-2861
玉陵