深谷城
公開日: 2011年8月25日 | 最終更新日 2015年6月25日
木瓜城
深谷城は1456年(康正2年)、深谷上杉氏の上杉房憲が築いたといわれる城で、17号線にほぼ平行して流れる福川と、縦に流れる唐沢川に囲まれた低湿地に築かれた平城。市街地のため、遺構はほぼ残っていないが、南北600メートル、面積にして20ヘクタールの大規模な城であったようで、土塁が築かれ、深い堀がめぐらされていたという。その形が、五大紋の一つ木瓜紋(もっこうもん)の元ともなったといわれるボケ(木瓜)に似ていることから木瓜城とも呼ばれた。天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原征伐によって開城するまで、深谷上杉氏の居城であったが、江戸幕府開府後、長沢松平家の松平康直が1万石で入城した。その後、深谷藩の廃藩と共に1634年(寛永11年)に廃城となった。現在城跡は城址公園として整備され、模擬石垣、塀、堀が造られている。
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深谷城(ふかやじょう) DATA
- 場所: 埼玉県深谷市本住町
- 交通(公共交通機関で): JR深谷駅から1.2km、徒歩15分。
- 交通(車で): 関越自動車道花園ICから10km、約20分。
- 駐車場: あり
- 期間: 通年
- 時間: 見学自由
- 休み: 見学自由
- 料金: 見学自由
- 問い合わせ: 048-575-0015 深谷市観光協会
深谷城
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