見上げるほどの光の巨像 五所川原立佞武多
公開日: 2015年8月4日 | 最終更新日 2022年10月14日
「ヤッテマーレ!ヤッテマーレ!」という独特な響きの勇壮な掛け声と共に、ビルの高さほどの光の巨像がぬっと現れる。その光景は幾度目にしても鮮烈にしてど迫力。恐怖を感じるといっても大げさではないほどに、怒涛のエネルギーでもって迫りくる。
青森県の津軽地方、五所川原市で8月4日~8日まで開催される立佞武多祭は、明治時代中頃~大正時代にかけて行われていた祭りを、1998年(平成10年)、約80年ぶりに復刻した夏祭り。以来、五所川原の夏の風物詩として、国内外から訪れる多くの人々に驚きと感動を与えている。
高さ20メートル以上、重さ20トン近くになる巨大な光の山車(だし)が、市内を練り歩く。その巨大さは、右下に見えるコンビニエンスストアの看板と比較するとお分かり頂けるだろう。大きいものだと7階建てのビルに相当する山車が、あたりを睥睨しながら進んでいく。
沿道に集まった地元の人々と観光客は、驚愕と興奮とが入り混じった目で巨大な山車を見上げながら、迸る北国の夏の熱気を嚥下する。
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