道なき道 日本の冬の風景 2月の北海道 厳寒のオホーツク沿岸の風景
公開日: 2015年2月9日 | 最終更新日 2024年1月7日
旭川から名寄、音威子府、中頓別、浜頓別、猿払村と、一体どれくらい走ってきただろう。2月中旬の、まさに厳寒の北海道の中部から北上してオホーツク海沿岸部にでて、海風が吹きすさぶ中、真っ白な道を、途中何度か休憩をしながら何時間も走り続けてきた。そうして宗谷岬まであと少しの所に来た時、進行方向左手側に出てきたのが上の写真の風景だ。(PCやタブレットの場合はクリック/タップで拡大します)
ぱっと見は、膨大な雪が降り積もったただの雪原と小高い丘。もし「標識」と「柵」と「橋の欄干」がなければ、そこに道があることなど、地元の人以外はまず誰一人気が付かないだろう。
冬の北国特有の成層圏まで抜けるような濃くて美しい青空の下、オホーツクラインから内陸に入る小道は、ただ静かに春を待つ。
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