富岡市 なまこ壁の土蔵
公開日: 2015年3月5日 | 最終更新日 2015年6月22日
群馬県南西部にある富岡市は、1872年(明治5年)に日本最初の官営製糸工場「富岡製糸場」が創業して以来、製紙産業の町として栄えてきた。日本の近代化に大きく貢献したのみならず、絹産業の技術革新などにも寄与した「富岡製糸場」と「絹産業遺産群」は、2014年6月に世界遺産へ登録され、この世界遺産効果もあって、2014年に製糸場を訪れた人は前年比の数倍に。
そんな富岡市を訪れた際には、富岡製糸場の見学だけではなく、是非とも町中をゆっくりと散策してみたい。町のそこかしこに、歴史のある店や昔の建物、看板などが残っていて、いわゆる「レトロ」好きな人々の心をくすぐること間違いなし。京都や奈良の古い町並みとはまた違う、大正から昭和にかけての日本の香りが町のところどころに漂っているのだ。
写真は、富岡製糸場から歩いてすぐの宮本町通りにある「まちなみ観光物産館」のすぐわきの道の光景。「なまこ壁」の土蔵が残っている。