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マツダミュージアム マツダ車に乗っている人でなくとも一度は行ってみたい!マツダの博物館

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マツダミュージアム

マツダ・ミュージアム

車好き、特にマツダの車がお好きな方なら一度は訪れてみたいのが、広島県にあるマツダの本社ショールームのすぐそば、宇品第一工場に隣接する場所にあるマツダミュージアムです。

見学は完全事前予約制で、本社ショールームに集合したのち、構内専用のバスで移動、世界的な車メーカーの工場敷地のその巨大さに驚きつつ到着する博物館内には、1931年に前身の「東洋工業」時代に初めて製造されたオート三輪をはじめ、様々な時代の先端を行った歴代の車たち、コンセプトカー、レース車、最新車、さらにはマツダの誇るロータリーエンジンの仕組みがわかる展示や実際のパーツなど、マツダの歴史と車の歴史、構造などを多角的に理解できる展示が行われており、マツダファン、車好きは当然のこと、モノづくりが好きな人や工業製品が好きな人、デザインが好きな人、機械類が好きな人などが興味津々、ワクワクしながら見聞きすることができる場所となっています。

06オート三輪「マツダ号」

特に中年以降の、それもミニカーが大好きだったかつての「少年たち」であれば、おもちゃの車で遊び、大人たちの乗る車にあこがれを持っていた子供時代の気持ちや、思春期~大人期の先輩や同輩たちへの羨望や、所有欲、競争心、満足感、懐かしさなどの様々な記憶が呼び起されて、ノスタルジックで少し切なくも甘い気持ちがよみがえってくるような特別な時間と空間を体験できるかもしれません。もちろん男女の分け隔てなく、車好き、運転好きであれば、歴代の車たちを眺めているだけでとても楽しめると思いますし、子供たちも今は町中でほとんど見ることのない車を目にすることができて、興味を惹かれると思います。

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実際の生産ラインを見ることができる工場見学もあり、精巧なロボット・機械たち、そして働く人々の動きやメカニズムに感心・感動しつつ、いつも見ている車たち、乗っている車たちがこのようにして作られているのかと、とても勉強にもなりました。ミュージアムと工場見学を終えて、感じた気持ち、頭に思い浮かんだキーワードは「巨大」「精巧」「歴史」「こだわり」「匠」「緻密」「精度」「ワクワク」などなど。

先人達のたゆまぬ努力と研究と工夫と試行錯誤、継続と継承、そして今の人々の高精度での取り組み、最新技術やデザインの開発・研究、正確な作業などなど、様々なものが融合し反応しそれらが昇華していくことで、安心して乗れる車が生産され、安心して暮らせる町が出来上がっているのだなと感じました。

ミュージアムと工場内で、実際に目に入るのは、機械、道具、デザインとしての「車」という物質・物体ではありますが、その背景に、数え切れぬ人たちの血と汗と涙の「結晶」、数多の人々の「心」があるのだなと感じます。製品としての性能、安全性、使い勝手、デザイン性はもちろんですが、それらをより良いものにしようとするための努力と技術と時間。その根底に流れるもの、一人一人の「気持ち」「心」。

世界的な大企業から町の小さな個人店まで、私たちの暮らしを支え、快適にしてくれている様々な製品や食品、サービスを提供している企業や団体の中でも特に長らく走り続けている所は大抵どこもそうなのかもしれませんが、大なり小なり「人のため」「社会のため」「人の喜びのため」、そういった心を大切にしているのだろうなと感じます。

一人の人間ができることは限られていますが、人々が集まり長い時間をかけると、どれほど素晴らしくてすごい物が生み出されていくのか。そしてそこに「心」があるからこそ、それは継承され、継続していく。過去から現在、未来へとつながっていくわけです。マツダ・ミュージアムには、それらにまつわるすべてが展示されていて、それゆえに訪れる人が魅了されるのだと思いました。

ミュージアム・ショップではマツダ関連のグッズはもちろん、広島東洋カープとサンフレッチェ広島関連の様々な土産物などを買うこともできます。(マツダ・ミュージアム・オリジナル・グッズの一部商品はオンラインショップでも購入可能です。)

03R360

04キャロル600

05GB型三輪トラック

08T2000

09コスモスポーツ

10ファミリア プレスト ロータリークーペ

11B360トラック

12初代ファミリア(手前)とキャロル600

14サバンナGT

15コスモAP

16ユーノスコスモ

17コスモスポーツ搭載の世界初2ロータリーエンジン

18MAZDA787B 1991年にル・マン24時間レースで日本車史上初の総合優勝

19スカイアクティブ シャシー

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マツダミュージアムのまとめ

広島にあるマツダミュージアムをご紹介しました。過去の名車からコンセプトカー、ルマンカーまで、様々なマツダの車と、歴史、コンセプト、マツダのモノ造りの理念などを知ることができる施設です。企業PRという側面ももちろんあるのだとは思いますが、これほどまでに充実した施設が無料で見学できるのはさすがだなと思いました。乗り物好きな人はもちろんですが、世界的な日本企業の見学という意味でも様々な業種の人々にも色々な刺激と学びがあると思います。

マツダミュージアムへの拠点となる山陽本線「向洋駅(むかいなだえき)」までは広島駅から6分。駅から本社ショールームまでも5~6分で到着します。受付後、約束の時間になると本社ショールームに迎えの専用バスが到着しますので、それに乗り込み宇品工場の広大な敷地を移動、5分ほどで博物館入り口に着きます。市内からのアクセスもよく、公共交通機関でも行きやすいので、広島を訪れる際にはぜひ訪問候補の一つとして検討してみてください。要事前予約。見学の所要時間は約2時間です。

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Japan Web Magazine 編集部

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