三芳野神社
最終更新日 2025年1月5日
「とおりゃんせ」の舞台
三芳野神社は、童謡「とおりゃんせ」の舞台といわれる神社。創建は、平安時代初期の807年(大同2年)と伝えられ、川越城築城以前からこの地にありましたが、1457年(長禄元年)太田道真、道灌父子によって川越城が築かれたことにより、神社は城内の天神曲輪に位置することとなり、一般庶民の自由な参詣ができなくなったといいます。
しかし、人々の信仰が篤かったため、時間を限り参詣することが認められます。とはいえ、城の中にあるので、社殿までの道のりは複雑、さらに警備も厳しく特に城から出る際には厳重に調べられたことから、「行きはよいよい、帰りは怖い」という件(くだん)の歌が出来、いつしか広まったものといわれています。
自由に参拝できるようになった現代では当然ながら厳重な警備などもありませんが、江戸時代の人も目にしたであろう境内の穏やかな雰囲気の中で、当時のことを想像しながら参拝してみるのもまた趣があって良いかもしれません。
現存する社殿は、1624年(寛永元年)、川越城主酒井忠勝が三代将軍家光の命を受けて造営したもの。祭神として素盞烏尊(すさのおのみこと)及び奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を祀っています。
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三芳野神社(みよしのじんじゃ) DATA
- 場所: 埼玉県川越市郭町2-25-11
- 交通(公共交通機関で): 東武東上線・JR川越線川越駅から東武バス蔵のまち経由で8分、札の辻下車、徒歩10分
- 交通(車で): 川越ICから約20分。
- 駐車場: あり。無料(川越城本丸御殿隣)
- 期間: 通年
- 時間: 境内自由
- 休み: 境内自由
- 料金: 境内自由
- 問い合わせ: 049-224-0589(氷川神社)
三芳野神社
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