日吉神社で出会ったアマガエル
一年中、国内のあちらこちらを撮影して回っていると、四季折々それぞれの場所で様々な出会い、発見がありますが、生き物たちとの出会いという意味では、やはり6月から8月、初夏から夏にかけての時期の「わくわく感」はやはり特別です。
私達人間には、じめじめと不快な梅雨も、うんざりするような暑さも、生き物たちにとっては、活動が盛んになる上での一つの重要なファクターなのでしょう。小さな虫や爬虫類、両生類から、鳥、小動物、そして鹿などの大きな動物に至るまで、その活動が俄然活発になることは、森の中や神社の境内、農道、湖沼などで、しょっちゅう顔を合わせたり、足跡、糞を見かけるようになることからもよくわかります。
写真は、青森県津軽地方の日吉神社(山王坊日吉神社)で出会ったアマガエルくん。(クリックで拡大します。)「わたしはここにはいませんよ」と誰にも見られていないフリでもするかのように、杉の枯葉の上で、ひたすらじっとしていました。
ちなみに、ぱっと見、よく似たアマガエルとアオガエル。その見分け方のコツをお教えしましょう。鼻のあたりから目の後ろ側にかけて、黒やこげ茶色の線の様な模様があるのがアマガエルの特徴です。一方、アオガエルには目の周囲に模様はありません。今度、どこかで見かけたら、観察してみてくださいね。