人は、人生がうまくいっている時は、いつまでもこの平安が続いてほしい、安寧な日々が続いてほしいと願い、人生がうまくいっていない時は、世界も自分もどうにでもなれという投げやりな気分になったりする。勝手なものだ。
赤みのかかった月が昇る時、それで最後と歌う稀代の名曲が、ことさら心に響いてしまう夜は、とりあえず深呼吸でもして海でも眺めていようか。
物事がうまくいかず、訳もなく涙が溢れる程に心が疲弊してしまっても、
微かな希望を抱きながら、明けない夜はないと信じながら、じっと朝を待とうか。
(撮影:神奈川県藤沢市 湘南江の島)
撮影場所