識名園
公開日: 2009年11月12日 | 最終更新日 2015年8月5日
琉球廻遊式庭園
1799年に完成した琉球王家最大の別邸。主に王族の保養や中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)の接待など外交の場として使用された。琉球独自の意匠と中国の影響の入り混じったデザインで、池の周りを回遊しながら四季折々の風景が楽しめる「廻遊式庭園」。池を中心に、御殿、六角堂、勧耕台、石橋、碑文等が配置されている。1941(昭和16)年、国の名勝に指定されたものの、戦争で壊滅的な被害を受け、戦後復元される。1976(昭和51年)年、国の名勝に再指定、さらに2000(平成12)年には国の特別名勝に指定された。敷地面積は41,997平方メートル。
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正門から池へと続く石畳の道は、真珠道(まだまみち)と呼ばれ、かつては首里城まで続いていたという。
中国の使節(冊封使)に、琉球王国が大きな国であると思わせるため、あえて海の見えない場所を選んで造られたとか。
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識名園(しきなえん) DATA
- 場所: 沖縄県那覇市字真地421-7
- 交通(公共交通機関で): 那覇バス2番(識名開南線)・3番(松川新都心線)・5番(識名
牧志線)「識名園前」バス停下車。徒歩で約5分。またはゆいレール首里駅からタクシーで10分。 - 交通(車で): 那覇空港から車で約15分
- 駐車場: あり(無料)
- 期間: 通年
- 時間: 9:00~17:30(閉園18:00、時期により変動あり)
- 休み: 水曜(祝日の場合は翌日休)
- 料金: 入園料 大人400円、中学生以下200円
- 問い合わせ: 098-855-5936