熊野那智大社
公開日: 2007年11月19日 | 最終更新日 2015年6月26日
熊野那智大社
どこまでも続く緑の海。溢れんばかりの生命の集合体にゆったりと包み込まれるような紀州熊野の、鬱蒼と生い茂る那智原始林の中に那智大社はある。
華厳滝、袋田の滝と共に「日本三名瀑」の一つに数えられる、高さ133メートルの「那智の滝」に対する自然崇拝を起源とする神社といわれ、周辺一帯は古くから山岳修行の聖地とされてきた。
熊野那智大社の創建は317年と伝わるが、本宮・新宮と共に「熊野三山」としてその名が広く知れ渡るのは、平安時代末期に「熊野詣」が盛んとなって以後の事。現代でも、この熊野の地にたどりつくのは中々容易ではないが、その当時、車などはもちろんなく、いわゆる「熊野古道」を何日もかけて歩いてくるしか方法はなかった。山道を歩き続けてようやくたどり着いた時、木々の中に突如現れるこの滝の存在は、まさに神の存在を感知するのに十分すぎるほどの圧倒的なものであったに違いない。
青岸渡寺(せいがんとじ)
那智の滝
高さ133m、幅13m、滝壺の深さは10m。華厳滝、袋田の滝と共に日本三名曝の一つに数えられる那智の滝。滝口の岩盤に二つのくぼみがあり水が三つの筋に分かれて流れ落ちる事から「三筋の滝」ともよばれている。
関連ページ:那智の滝
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)
那智の滝をご神体とする飛瀧神社(ひろうじんじゃ)。那智滝自体が御神体なので、本殿はない。拝殿もなく、拝所にて直接滝を拝むことが通常の参拝にあたる。御祭神は大己貴神。
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熊野那智大社(くまのなちたいしゃ) DATA
- 場所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
- 交通: JRきのくに線紀伊勝浦駅から熊野交通那智山行きバスで30分、神社お寺前下車、徒歩10分
- 車で:
- 駐車場: 駐車場あり(有料)1回800円
- 期間: 通年
- 休み: 無休(宝物殿は不定休)
- 拝観料金:宝物殿 大人300円、小人200円
- 拝観時間: 5:30~16:30(閉門17:00)
- 問い合わせ:0735-55-0321
- HP: 熊野那智大社
熊野那智大社
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