殿ヶ谷戸庭園
公開日: 2011年2月20日 | 最終更新日 2015年6月26日
武蔵野の自然の面影残る日本庭園
JR中央線国分寺駅から徒歩2分、かつて国分寺村殿ヶ谷戸と呼ばれた場所にあるのが、国の名勝にも指定されている殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)だ。面積は約21,124平方メートルとさほど広くはないものの(同じく国の名勝に指定されている小石川後楽園は約70,847平方メートル、六義園は約87,809平方メートル)、関東平野南西部の荒川と多摩川に挟まれた地域に広がる武蔵野台地にある二つの河岸段丘、「立川段丘」と「武蔵野段丘」を分ける国分寺崖線(こくぶんじがいせん)(通称「ハケ」と呼ばれる)の地形と植生を巧みに利用した「回遊式林泉庭園」となっていて園内は変化に富んでおり、場所によって趣が著しく変わる魅力豊かな庭園だ。
園内にある湧水源。武蔵野台地の地下水が国分寺崖線から滲み出している。湧出量は毎分約37リットルで、水温は年間を通して15度から18度と安定している。池の水もこの湧水だ。殿ケ谷戸の湧き水は古くは「次郎弁天の清水」として知られた名水。
湧水はこの次郎弁天池を満たし、やがて野川へと流れゆく。池には春から初夏にかけてはカルガモがやってくる。
紅葉亭は貸切も可能で、一月には初釜なども行われる。
紅葉亭
料金 : 午前の部 9時~12時30分 4,000円 / 午後の部 13時~16時30分 4,000円 / 全日 9時~16時30分 8,000円
申込方法 : 使用する6か月前から受付。先着順。(詳細については殿ヶ谷戸庭園管理所までお問合せください。)
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こじんまりとしながらも四季折々変化に富んだ美しさを見せる庭園。紅葉の名所としても知られる。
殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん) DATA
- 場所: 東京都国分寺市南町2-16
- 交通(公共交通機関で): JR国分寺駅から徒歩2分
- 駐車場: なし(近隣にコインパーキングあり)
- 期間: 通年
- 時間: 9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 休み: 年末・年始(12月29日~1月1日まで) ※その他、イベント開催期間及びGWなどで休園日の開園や時間延長が行われる場合もあり。
- 料金: 一般及び中学生 150円・65歳以上 70円 (小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料) ※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添は無料。無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日) / 年間パスポート 大人600円 65歳以上 280円
- 問い合わせ: 042-324-7991 (殿ヶ谷戸庭園管理所)
- HP: 東京都公園協会
殿ヶ谷戸庭園
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