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沖縄美ら海水族館 「黒潮の海」水槽

沖縄美ら海水族館

沖縄美ら海水族館は、沖縄本島の北西部、「太陽と海と緑」の町として知られる自然豊かな本部町にある。

1975年7月~翌76年1月にかけて開催された「沖縄国際海洋博覧会」を記念して整備された国営沖縄記念公園の一画に1979年(昭和54年)8月に開館、2002年(平成14年)にそれまであった水族館が改修された際に、「美しい海」「綺麗な海」という意味を持つ沖縄の言葉「美ら海(ちゅらうみ)」と名付けられた。

2005年にアメリカ合衆国ジョージア州アトランタにジョージア水族館が開館するまで、沖縄美ら海水族館は世界最大の水族館であり、現在は「世界最大」の看板こそ譲ったものの、今も押しも押されぬ沖縄の人気観光スポットの一つだ。

延床面積約19,000平方メートルを誇る館内には、77槽もの展示水槽があり、約740種21,000点に上る海の生物達が飼育され、展示されている。

中でも圧巻なのは、ジンベエザメやナンヨウマンタをはじめとする黒潮の魚たちが回遊する世界最大級の水槽「黒潮の海」水槽。高さ8.2メートル、幅22.5メートル、厚さ60センチメートルの巨大なアクリルパネルの向こうに、海の中に潜らなければ目にすることの出来ないような大迫力の光景が広がっている。ちなみに、ジンベイザメの複数飼育はここ美ら海水族館が世界で初めて成功しており、その中の一頭、1995年3月に水族館へ搬入された「ジンタ」は、世界最長飼育記録を日々更新中だ。また、ナンヨウマンタの繁殖と複数飼育にも世界で初めて成功している。

悠々と泳ぐジンベイザメ。優雅に舞うナンヨウマンタ。約70種の魚たちが目の前を行き来する。

今日の一枚は、そんな沖縄美ら海水族館の「黒潮の海」水槽の様子を写した一枚。水槽前に集う人たちのシルエットと比較すると、水槽の巨大さがわかるだろう。

ところで、この巨大水槽のアクリルパネルにかかる水圧はどれくらいか、想像できるだろうか?正解は、7500トン。一本の柱もなく、一枚でこれだけの水圧に耐えうるアクリルパネルを作り上げたのも、これまた日本の匠の技だ。

撮影場所

Japan Web Magazine 編集部

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