三十三間堂から京都駅方面に向かって歩いていると、雰囲気のあるこじんまりとした和菓子屋さんの店先に、これまたこじんまりと小さな信楽焼きの狸が居るのを見つけた。なんともかわいらしくて愛嬌のある姿。
この信楽焼きの狸、いつ頃から店頭などに置かれるようになったのかは不詳だが、昔から縁起物として喜ばれ、「狸」が「他を抜く」に通じることから、商売繁盛の意味合いを含ませた「洒落」として店頭に置かれるようになったという。少し首をかしげながら酒徳利を持ったなんともユーモラスな姿は、「酒買い小僧」とよばれる定番の型だ。
撮影場所