創業80年の銭湯に遊びに行ってみませんか? 東京都荒川区東日暮里「斉藤湯」 2015年4月27日(月)リニューアルオープン
公開日: 2015年4月22日 | 最終更新日 2022年10月17日
皆さんは銭湯はお好きですか?今は大抵の家にお風呂やシャワーがあり、なおかつ昔はそこかしこにあった銭湯も一つ消え、二つなくなりとその数を随分と減らしてしまったので、一度も行ったことないよ、という方も多いかもしれません。
昔は、お祭りでお神輿を担いだ後、銭湯のチケットをもらってみんなでわいのわいのと入りに行ったり、家の風呂釜が壊れてしまって、しばらくの間兄弟と銭湯通いをしたり、と銭湯は暮らしの中に自然にある場所でした。ふざけ過ぎてこわいおじさんに怒られたり、知らないおじいさんとお話したり、風呂上がりの牛乳を大人の真似して腰に手を当てて飲んだり。
人と人のコミュニケーションが希薄な時代となって久しいですが、銭湯こそ、大人も子供も老いも若きも、知っている人とも知らない人とも、ごく自然にコミュニケーションをとることの出来る、昔ながらの気風と粋が残っている数少ない場所なのではないでしょうか。
というわけで、今日は2015年4月27日(月)にリニューアルオープンする「日暮里 斉藤湯」をご紹介しましょう。
「斉藤湯」は、JR・京成・舎人ライナーの日暮里駅から歩いて3分、荒川区東日暮里6丁目の一画にあります。東日暮里は、JR山手線・東北本線と、常磐線、国道4号線に囲まれた面積約1平方kmほどのエリアで、江戸時代創業の老舗の団子屋さんがあったり、少し歩けば正岡子規が住んでいた木造の住居があったりと、昔ながらの下町風情もところどころに残るエリア。こじんまりとした飲食店も多く、いわゆる穴場的なお店がそこかしこにあったりします。
「斉藤湯」はそんな東日暮里で創業以来80年を経る老舗の銭湯。以前の建物は区画整理に伴って昭和35年に建て替えられた木造建築の建物でしたが、この度、「湯そのものの良さを味わってもらいたい」と言う想いを込めてリニューアルオープン。美しく綺麗になってお目見えです。
昔の銭湯は、「熱いお湯に我慢して入るもの」なんていう頑固な考えもあったりして、初めての人にはハードルの高い部分もありました。子供の頃から通っていればまだしも、確かに初めての時は、熱いのだけど、ほかの人に気兼ねして・・・と、中々入りにくいものがあったかもしれませんね。
リニューアルオープンした「斉藤湯」ではそんなイメージを一新。39℃に管理されたぬるめの高濃度炭酸泉が用意され、身体にあまり負担をかけることなく、無理なく体を温めながら色々なお湯を楽しむことができます。
さらに、全てのお湯に使用されているのは「美人の湯」ともいわれる「軟水」。子供も女性も安心して入ることができるのも特徴です。銭湯を習慣にすることが、美容と健康につながるかも、なんて期待も出来そうです。
「お客様の暮らしを豊かにする」そんな街の存在を目指していきたいという、「斉藤湯」。散歩の途中など、思い立った時に、手ぶらでふらっと遊びに来てもらえるようにと、ボディソープ、シャプーを備え付け、タオル、メイク落とし、化粧水、などの販売もするそうです。
身近な下町銭湯からの新しい入浴スタイル。「古き」と「新しき」がいい具合にマッチした創業80年目のリニューアル。今まで色々な銭湯に行ったことがある方も、銭湯未体験の方も、これを機会に、日暮里斉藤湯に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【日暮里斉藤湯新しい楽しみ方の紹介】
・露天風呂・・・都会のオアシス。癒し効果ばっちり。
・高濃度炭酸泉・・・のんびりとストレス解消に。
・シルキー風呂・・・乳白色で温まる!
・軟水仕様・・・お肌がすべすべ「美人の湯」
・生ビール・・・風呂上がりに一杯!
【店舗情報】
■ 店舗名 日暮里斉藤湯
■ 所在地 東京都荒川区東日暮里6-59-2
■ 営業時間 14:00~23:30(最終入場23:00)
■ 定休日 毎週金曜日
■入浴料金 大人460円中人180円小人80円
■問い合わせ TEL:03-3801-4022