L’atelier par Impossible by Impossible INSTANT LAB
公開日: 2013年11月12日 | 最終更新日 2022年10月17日
すべてのデジタルイメージを本物の写真へ
2008年よりポラロイドカメラ専用のインスタントフィルムを再生産させているIMPOSSIBLE社が「すべてのデジタルイメージを本物の写真へ」という画期的なコンセプトのもと、初のカメラをリリースした。それに伴い、12/3よりこれまでとは異なる角度の展覧会「L’atelier par Impossible」を開催中だ。これは、デジタル・アナログを問わず、6×7、パノラマ、4×5など、様々な画角で撮影されたアーティストのアトリエ写真をインスタントフィルムの画角で小さく切り撮っていき、巨大な立体モザイクアート作品に作り上げ、展示・紹介するという作品展。IMPOSSIBLEから発表されたINSTANT LABを使った日本で最初の展覧会だという。
INSTANT LAB
INSTANT LABは、iPhoneに保存されたあらゆる画像データをiPhoneの光を利用して、インスタントフィルムに露光し、写真を現像をする事ができる世界初のデバイス(2013年10月正式発売開始)。iPhoneに保存された写真データならどれでも簡単にIMPOSSIBLE製のインスタントフィルムに焼き付けることが出来るという画期的なデバイスだ。
iPhone画面の明かりだけで露光させ、化学製品で処理し現像させる仕組みとなっており、画面上でしか楽しむことができなかった写真を、手で触れることの出来る本物の写真に生まれ変わらせる。
使用方法は実に簡単。iPhoneにインストールしたImpossible Project Appを開き、iPhoneをINSTANT LAB本体にスライドして設置。信号が点滅し終えたら露光が終わった合図。シャッタースライドを閉じ、排出ボタンを押せば、自動でインスタント写真が出てくるという簡単な仕組みだ。INSTANT LABはiPhoneに保存されている写真データを本物のインスタント写真に生まれ変わらせることが出来るまさに「アナログとデジタルの融合」なのだ。THE INSTANT LAB
INSTANT LABの出現により、様々な斬新な発想による作品制作が可能となった。今回の展覧会は、各作家の個性的なアトリエの写真をデジタル化したデータをINSTANT LABに取り込み、それを細分化した像を一枚一枚インスタントフィルムに焼き付けてから壁面上で貼りあわせ、大量の部分撮影から成るモザイク状のパースペクティヴに再構成していくというものとなっている。
写真家・森山大道氏が撮影した、写真技術の先駆者であり最初の写真画像を作ることに成功したフランスの発明家・ニセフォール・ニエプスの研究所や、サルバドール・ダリが晩年を過ごしたアトリエ写真など様々な時代の幅広いアーティストのプライベートスペースを、まったく新しい巨大アートワークに仕上げているという。今までのクラッシックな写真展とは異なる新しい写真展。写真好き、カメラ好きな方はぜひ足を運んでみてはいかがだろう。開催場所はImpossible Project Space(東京都目黒区青葉台1-20-5 OAK BLD 2F)。開催期間は2014年1月13日まで。
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L’atelier par Impossible by Impossible INSTANT LAB
- 開催場所: Impossible Project Space 目黒区青葉台1-20-5 OAK BLD 2F
- 開催期間: 2013年12月03日(火曜日)~2014年1月13日(月曜日)
- 交通: 中目黒駅から徒歩5分。
- TEL: 03-5459-5093
- MAIL: tokyo@the-impossible-project.com
- HP: L’atelier par Impossible by Impossible INSTANT LAB
Impossible Project Space
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